上原彩子が米ツアー今季初参戦 日本勢ただ一人の40代が「頑張ります」

<ポートランドクラシック 事前情報◇30日◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6480ヤード・パー72>

上原彩子が、今季初めて米国女子ツアーに出場する。「本当に久しぶり。久しぶりの友達にも会えてよかったです」とうれしそうに話し、23年7月「Danaオープン」以来となる米ツアーの戦いを待ちわびている。
昨年のQスクールセカンドステージを通過できず、米国女子ツアー出場権を逃した上原は、欧州女子ツアーのファイナルQスクールで限定的な出場権を獲得。今季は米国女子の下部・エプソンツアーと欧州ツアーに参戦しながら今季初の米ツアーに挑むこととなる。「ヨーロッパツアーの方がLPGAに比べたら全部が全部では無いですが距離が短い、違いはあるかなと思います。後はヨーロッパのコースは短い分ピンポイントに打っていかなきゃいけないコースとかがあって戦略性が高いコースが多い印象を受けています」と久しぶりの米ツアーに今まで以上にコースの特色を感じ取ったようだ。

「いいところだなぁと思いながら練習ラウンドしました」と2022年以来となるポートランドはお気に入り。「ベリー狩りにだけは行きました。めちゃくちゃおいしかったです」と楽しみながら米国入りしている。ただ、「雨が降った分柔らかい部分はあると思いますがLPGAなんでバーディ合戦になるだろうなとは思っています」と試合展開は厳しく見積もった。

ゴルフの状態については「体を使ってボディーターンで打つ」取り組みを行っている。「なかなかうまくできていない部分もあるんですけど早めに自分のものになって、試合で取り入れていけるように取り組んでいる段階かなと思います」。

22年にホールインワンもしている思い出の大会。同組であった渋野日向子と笑顔でハイタッチを交わしたシーンも記憶に新しい。きたる開幕に向けて「どれだけバーディが取れるかがすごく大事になってくると思いますし、かといって自分にとってそんなに短いコースと言うわけでもないので自分のプレーをしっかりして、どれぐらいスコアが作っていけるかなというのを、一打一打にフォーカスしたいなと思います」とシナリオを描いた。

最後に「4日間しっかり戦えるように、頑張ります」と意気込みを口にした40歳。日本勢は、上原以外に西郷真央、吉田優利、勝みなみが参戦。20代若手の活躍が目立つが、13年に本格参戦も果たした、米ツアーの“大先輩”として結果を残したい。

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