ドフビクにローマ移籍の可能性が浮上…アトレティコは“代替案”として3選手を検討か

 今夏の移籍市場でストライカーの補強を目指しているアトレティコ・マドリードだが、ターゲットの変更を余儀なくされる可能性が浮上しているようだ。28日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 オランダ代表FWメンフィス・デパイが契約満了で退団し、スペイン代表FWアルバロ・モラタがミランへ移籍したアトレティコ・マドリードは今夏の移籍市場でのストライカーの補強を画策。昨シーズンのラ・リーガで得点王に輝き、ジローナのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献したウクライナ代表FWアルテム・ドフビクをメインターゲットに設定し、一時は獲得が濃厚と報じられていた。

 しかし、同選手の代理人を務めるオレクシー・ルンドフスキー氏が「アトレティコは素晴らしいクラブだけど、そこにアルテムのための真剣なプロジェクトは見受けられなかった。彼らのオファーは経済的な側面で、リーグ最高のストライカーに興味を持っている他クラブのオファーよりもかなり劣っている」と破談を示唆すると、ローマとの交渉が進行中であることが明らかに。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、同クラブはすでに選手側と個人合意に達しており、近日中に3500万ユーロ(約58億円)相当の最初のオファーを提示する予定だという。

 こうした現状を受け、アトレティコ・マドリードは代替案を検討している模様。今夏の獲得候補として、ビジャレアル所属のノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロート、スポルティング所属のスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュ、リール所属のカナダ代表FWジョナサン・デイヴィッドの3名に関心を寄せているようだ。

 セルロートについてはビジャレアルが3800万ユーロ(約63億円)以上を要求しており、複数クラブが関心を寄せるギェケレシュの移籍金も高額となることが予想されるが、アトレティコ・マドリードはポルトガル代表FWジョアン・フェリックスの売却による補強資金の捻出を画策している模様。また、デイヴィッドについてはリールとの現行契約が2025年6月末までとなっていることから、一部では2500万ポンド(約49億円)程度で獲得可能とも報じられている。

 新シーズンの開幕が迫るなか、アトレティコ・マドリードは新たなストライカーを獲得することができるだろうか。今後の動向に注目が集まる。

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