【パリ五輪】聖火台はなぜ気球?設置場所にも深い意味が

【モデルプレス=2024/07/29】26日に開会式が行われ、聖火が灯ったパリオリンピック。聖火台が異例の‟気球型”になった理由とは?

【写真】「パリ五輪」異例の聖火台

◆聖火台、‟気球型”で注目 その理由は?

開会式のハイライトとなった聖火台の点火は、柔道男子100キロ超級のテディ・リネールと陸上女子金メダリストのマリージョゼ・ペレクの2人によって行われた。

最後の聖火ランナーとして、2人はルーヴルとシャンゼリゼ通りの中間、チュイルリー庭園に設置された気球の前に足を進めた。2人が火を点けると、気球はパリの夜空に飛び立ち、セリーヌ・ディオンの歌声が流れるという壮大な点灯式となった。

聖火台が気球になったのは、1780年代、ロベール兄弟がパリで世界初の有人気球飛行を成功させたことに由来する。当時も、チュイルリー庭園に多くの見物客が集まる中で、気球が空に飛びたったという。その様子を記録した絵を見ると、ロベール兄弟の気球も聖火台の形も、ルーヴル宮殿やセーヌ川をバックに浮かび上がる風景もそっくりだ。

◆パリ上空に実際に浮かび上がる気球

日中、聖火台の気球は高さ30メートルの場所に浮いており、チュイルリー庭園にて一般市民も観覧できる。大会組織委員会は、間近で見られる無料チケットを大会期間中、毎日1万人に提供するとしている。さらに毎晩日没後は、地上60メートルまで飛び立ち、数百メートル先からでもその姿が見えるようになる。

フランス人デザイナー、マチュー・レーヌールによって考案されたこの聖火台。炎が燃えているように見えているのは光に照らされた水蒸気で、化石燃料を使用せず電気を用いている。気球をモチーフとしているが、オリンピック史上初めて実際の火を使わないエコな演出となっているということだ。(modelpress編集部)

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