性格は「0か100」 奥村穂夏は悔しさ糧に“全予選会場”を行脚【ネクヒロ→プロテスト合格の道】

将来ツアーで活躍することを目指す若手女子ゴルファーに、賞金のかかった真剣勝負の機会を提供してここから大きく羽ばたいてほしい―。そんな思いで始まったツアー外競技「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー」で腕を磨く“ネクストヒロイン”が、2024年度JLPGAプロテストに挑戦している。第1次予選・D地区に出場している奥村穂夏に注目する。
2002年度生まれの21歳。東京都出身で、茨城県と2拠点で練習に励み、プロテストは今年で4回目の受験となる。昨年は1次予選で敗退。その悔しさから、「今年は絶対通ることを目標にしていて」と知らない会場を全部、練習ラウンドして回った。

プロテストに向けては、アライメントの強化に取り組んできた。普段から意識はしているものの、クセは「忘れたころにやってくる」。試合をするにつれて、「基本的なことがちょっとずつずれていることに気づかず、3日間終わってしまうことがあった」と振り返る。それを見直すためにボールの位置、ロフトの角度やクラブの入射角をチェックする練習器具を購入し、調整をしてきた。

今年は数日間競技にも積極的に出場。「1日競技だと(プレー後に)帰って、練習して、気づいて終わっていたけれど、数日間競技だと悪かったところを見なおして次の日にチャレンジしたりしていました」と、試合期間中の修正力も身につけた。

「0か100の性格」という21歳は、トレーニングにも積極的。「朝起きて体幹などの基礎的なトレーニングをしたり、練習行く前にジャンプトレーニングができるところに行ったり」とメリハリを大事にしているという。毎日気づいたときや日々の生活のなかに取り入れることで効率も図っている。

憧れはツアー1勝の葭葉ルミ。その理由に「曲がらないし、飛ぶ」ことを挙げる。奥村の身長は葭葉より1センチ高い163センチ。「自分の体格でもまだ飛ばせるんだなって思えるようになった」と、葭葉のクラブの使い方を参考にしながら飛距離アップを狙う。

「いろんなところで戦える選手」になることが目標。海外ツアーにも憧れを抱き、プロゴルファーを目指したきっかけも世界中に行けるからだった。受験会場の能登カントリークラブ(石川県)は一番イメージが湧いた場所。その地で昨年の悔しさを晴らしたい。

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