アーセナル、カラフィオーリ獲得交渉が停滞…鍵を握るのは前所属バーゼルとの“売却条項”?

 イタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリをめぐるアーセナルとボローニャの交渉は依然として合意に達していないようだ。17日、『スカイスポーツ』や『ガゼッタ・デロ・スポルト』など複数のイタリアメディアが伝えている。

 現在22歳のカラフィオーリはローマの下部組織出身で、2020-21シーズン開幕前にトップチーム昇格を果たした。昨年夏に加入したボローニャでは、最終ラインの主軸として公式戦33試合の出場で2ゴール5アシストを記録し、チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献。また、イタリア代表の一員として臨んだEURO2024では3試合にフル出場し、グループB第3節のクロアチア代表戦で同点ゴールをアシストするなど存在感を放った。

 ボローニャとの現行契約を2027年夏までの残しているカラフィオーリだが、直近の際立ったパフォーマンスにより、今夏の移籍市場でのステップアップの可能性が浮上。とりわけ熱烈な関心を寄せてるのが左利きDFの獲得を目指すアーセナルで、既に選手本人と2029年夏までの5年契約を締結することで個人合意に達したと報じられている。しかし、移籍金をめぐるボローニャとの交渉は停滞しており、現時点でクラブ間合意には至っていない。

『スカイスポーツ』が報じたところによると、アーセナルの提示額とボローニャの要求額には1000万ユーロ(約17億円)程度の開きがあり、現在もクラブ間交渉が続いているとのこと。一方で『ガゼッタ・デロ・スポルト』は、アーセナルが提示した4000万ユーロ(約68億円)にボーナスを加えた金額はボローニャにとって受け入れ可能なオファーであると指摘。同クラブはカラフィオーリの前所属クラブであるバーゼルと将来的な移籍金の50%を支払うという“売却条項”を締結しており、この条件の引き下げを目的とした交渉に臨んでいるため、アーセナルとの交渉も停滞中であると伝えている。

 なお、バーゼル側が50%の売却条項の引き下げに応じる可能性は低い模様。早期の獲得を狙うアーセナルはポーランド代表DFヤクブ・キヴィオルを含めたオファーも検討しているようだ。今後の交渉の行方に注目が集まる。

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