オシムヘンに関心寄せるPSG、選手譲渡の可能性も浮上?…ナポリはルカクを後釜に検討か

 パリ・サンジェルマン(PSG)がナポリ所属のナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンの動向を注視し続けているようだ。16日、フランス紙『レキップ』やイタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 フランス代表FWキリアン・エンバペがレアル・マドリードへ移籍したPSGは、今夏の移籍市場でのストライカーの補強を画策。複数のアタッカーが獲得候補として浮上するなか、2022-23シーズンのセリエAで得点王に輝き、ナポリを36年ぶりのスクデット獲得へ導いたオシムヘンに以前から関心を寄せていることが明らかになっている。

 オシムヘンが昨年12月にナポリと締結した契約には、1億3000万ユーロ(約223億円)の解除条項が設定されている模様。プレミアリーグやサウジ・プロフェッショナルリーグのクラブからの関心も報じられ、今夏の退団の可能性が高いと見られている。今回の報道によると、PSGも依然として今夏の獲得に興味を示しているとのこと。同クラブは契約解除金の減額を望んでおり、既存戦力の譲渡を含めたオファーを検討しているという。

 PSGは“トレード要員”として、フランス人DFノルディ・ムキエレ、スペイン代表MFカルロス・ソレール、韓国代表MFイ・ガンインの3名を挙げている模様。このうち、ナポリが獲得に興味を示しているのはイ・ガンインだけだという。いずれにしても、PSGは今夏の獲得に向けて、フランス代表FWランダル・コロ・ムアニらを売却し、補強資金を捻出する必要があるようだ。

 一方で、ナポリも“エースストライカー”流出に備え、後釜となり得る選手のリストアップを進めており、現在はチェルシー所属のベルギー代表FWロメル・ルカクへの関心を強めているとのこと。今夏のチェルシー退団が既定路線と報じられている同選手だが、かつて指導を受けたアントニオ・コンテ監督との再会を希望しており、ナポリ加入を最優先に考えているようだ。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』によると、チェルシー側は4400万ユーロ(約75億円)の移籍金を要求しているが、2500万ユーロ(約43億円)程度で合意に達する可能性もあるという。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ナポリはオシムヘンが退団した場合にルカクとの交渉をスムーズに進めるべく準備を進めているとのこと。PSG、ナポリ、チェルシーの今後の動向に注目が集まる。

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