PSGから関心のクヴァラ、ナポリのコンテ新監督は慰留に自信「会長が約束してくれた」

 2024-25シーズンからナポリを率いるアントニオ・コンテ監督が、ジョージア代表FWフヴィチャ・クヴァラツヘリアの去就に言及した。13日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が報じた。

 現在23歳のクヴァラツヘリアは、2022年夏にディナモ・トビリシからナポリに完全移籍。2022-23シーズンのセリエAでは12ゴール13アシストの活躍でシーズンMVPに輝き、ナポリに33年ぶりとなるスクデットをもたらした。2年目の昨季はチームが不調の中で11ゴール8アシストを記録した。また、現在行われているEURO2024では、初出場のジョージア代表を決勝トーナメント進出に導いた。

 そんなクヴァラツヘリアに対しては数多くのビッグクラブが関心を寄せており、なかでもパリ・サンジェルマン(PSG)が熱心にその獲得を目指している。同選手の代理人もPSGからオファーを届いていることを認め、「すべてはナポリと(アウレリオ・デ・ラウレンティス)会長の決断次第だ」と発言していた。

 そんななか、トレーニングキャンプに向けた記者会見の場で、コンテ監督がクヴァラツヘリアの去就に言及。移籍志願から一転して残留を表明したイタリア代表DFジョヴァンニ・ディ・ロレンツォ同様、クヴァラツヘリアもチームに留まるのか問われたコンテ監督は、「会長は私にそう約束してくれたし、実際に(ディ・ロレンツォが)そうだった。正しい行動をとったクラブの功績は大きい。2人は素晴らしい選手だ」と回答。キャプテン同様、エースも新シーズンの戦力に数えていることを明かした。

 また、ナポリの得点源であるナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンも去就が不透明な選手の一人。コンテ監督は同選手について、「トッププレイヤーであり、プロフェッショナルだ。彼はナポリの選手であり、ナポリでプレーするのであれば、どのような結末になるか分からない一種の合意があったとしても、正しい姿勢で仕事に取り組まなければならないことをよく知っている。私が重視するのは現在であり、今日のトレーニングにおける彼の姿勢だ」とコメント。ナポリの選手であるうちは起用し続ける方針を示した。

 クヴァラツヘリアやオシムヘンが残留すれば、インテルの連覇阻止も夢ではないが「2日間でその差を解消するのは難しい。これが現実であり、予測を立てるときは合理的でなければならない。私たちはこの差があることを知っている」と、コンテ監督は現時点でスクデット争いについて話すのは時期尚早だと強調。「その話は他の人に話をさせればいいし、私たちは集中するだけだ。不本意な昨シーズンの経験から絶対に改善しなければならない。正面突破で欧州カップ戦に戻ること、それが私たちの目標だ」と、現実的にチームを作っていくと意気込みを示した。

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