ドルトムント加入濃厚のギラシ、メディカルチェックで負傷発覚…追加検査へ?

 ドルトムントは10日、シュトゥットガルト所属のギニア代表FWセール・ギラシについてメディカルチェックで新たな負傷が確認されたことを発表した。

 現在28歳のギラシはセンターフォワード(CF)を主戦場とするプレーヤー。リールやケルン、アミアンなどを経て、2022年夏にシュトゥットガルトへレンタル加入し、翌年夏に完全移籍への移行が発表された。在籍2年目の2023-24シーズンは公式戦通算30試合に出場し30ゴール3アシストをマーク。ブンデスリーガ2位と躍進したチームで決定力を発揮し、15年ぶりのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献した。

 ドルトムントは今夏の移籍市場での獲得に向けて、早い段階からギラシとの交渉を進行。その結果、シュトゥットガルトに契約解除金の1800万ユーロ(約32億円)を支払い、同選手と2028年6月末までの4年契約を締結することが濃厚に。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が、移籍決定が濃厚となった際に用いる決まり文句「here we go!」を6月下旬の時点で出すなど、残すところは正式発表のみと見られていた。

 そんななか、ドルトムントは現地時間10日にクラブの公式X(@BVB)にて声明を発表。「セール・ギラシのメディカルチェックにおいて、さらなる解明が必要な負傷が発見された」と明かした。『スカイスポーツ』によると、ギラシはシュトゥットガルトに戻った上で追加検査に臨む必要があり、今週中の移籍成立の可能性はなくなったとのこと。ロマーノ氏は「ドルトムントが負傷に関する明確な説明を求めている」としつつ、契約締結に向けた動きは続く見込みと伝えている。

 なお、この度のメディカルチェックで確認されたケガは、6月に行われたFIFAワールドカップ26・アフリカ予選で負った可能性が高いという。

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