“初”始球式の練習はグリーン上で? 剛球披露の渋野日向子「ボールを拭いてもらうときに…」

渋野日向子が6日、富士山スタジアム(静岡県ソフトボール場)で行われた「日米対抗ソフトボール2024」第2戦の始球式に登板した。ボールはノーバウンドでキャッチャーミットに吸い込まれ、ソフトボールファンから拍手喝采を浴びた。
小学生時代からソフトボールに熱中し、6年時には4番エースとして活躍。始球式では惜しくも低めのボール球にはなったが、力強い“ウィンドミル”から放たれた剛球に球場では『おお~』と感嘆の声があちこちからあがった。「緊張はしていたんですけど、ノーバンでいってくれてよかった」。大役を果たした渋野も、満足そうな笑顔を見せる。

シーズン中は米国など海外を転戦する日々。それには“あるモノ”が欠かせない。「基本的に遠征の時にグローブを持参している。いままでの遠征でもキャッチボールをしたりしていた」。始球式の登板が決まってからこの日まで投球練習をしたい気持ちもあったが、「投げると筋肉痛になってしまうので」と試合期間中は断念。代わりにある方法で練習を重ねたという。

「グリーン上でボールを拭いてもらうためにキャディさんに投げるときにイメトレしていました」

グリーンでマークをしてボールを拾い上げ、キャディに下投げでパス。腕を振るスピードはかなり異なるが、ゴルフ場での日々の練習の成果が“カッコイイ”ノーバン投球につながったのだろうか…。

2022年から2年連続で地元・岡山県で小学生ソフトボール大会を開催しており、今年も開催に意欲を示している。次に渋野の華麗なピッチングが見られるのは、その始球式になりそうだ。「また今年もやらせていただけると思うので、そこまでに練習したいなと思う」。次週「アムンディ・エビアン選手権」から主戦場に戻るが、グリーン上の一コマにも注目してみてはいかが?(文・笠井あかり)

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