渋野日向子が公式戦“初”の始球式 力強いアンダースロー“ウインドミル”に拍手喝采「ノーバンでいってくれてよかった」

女子プロゴルファーの渋野日向子が6日、富士山スタジアム(静岡県ソフトボール場)で行われている「日米対抗ソフトボール2024」第2戦の始球式に登板した。
小学生時代からソフトボールに熱中し、2022年から2年連続で地元・岡山県で小学生が出場する大会を12月に開催するなど競技の普及にも尽力している。同大会で始球式を行ったことはあるが、公式戦となれば自身初。日本代表ユニホームに身を包んで登場すると、初のファーストピッチに挑んだ。

スムーズなフォームから低めの球が飛び出し、そのままミットに吸い込まれる。プロゴルファーながら力強いフォームを見せた姿にソフトボールファンは拍手喝采。驚嘆の声もあがった。

ノーバウンドでの投球に、「緊張はしていたんですけど、ノーバンでいってくれてよかったなと思いました」と安ど交じりの笑顔。大役を務めることが決まってからこの日まで、米国でもイメージトレーニングに励んでいた。「この話をいただいてきょうを楽しみに生きてきた。いざこの日になってみると緊張感もあったけれど、終わってみると寂しい気持ちにもなっているな」と感慨深そうに話した。

先週のダブルス大会「ダウ選手権」を終えて一時帰国中。あすには海外メジャー「アムンディ・エビアン選手権」に向けて渡仏する。「会場で応援できて雰囲気を楽しめるのはすごくうれしいこと。別の競技をしている自分にとっては大切なことだなと感じる。リフレッシュとともにパワーもいただいているので、メジャーに向けて頑張りたいですね」と話し、“観戦席”へと戻っていった。

4日にバンテリンドーム ナゴヤで行われた第1戦は元中日投手の山本昌氏が務め、試合はサヨナラで日本が勝利。8日に横浜スタジアムで開催される試合では元巨人の高橋由伸氏が務める予定となっている。(文・笠井あかり)

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