再現性の高い憧れのコンパクトトップへ! 男子ツアー屈指の飛ばし屋はヘッドを“浮かせて”構えていた

ドライバーでは飛ばそうとするあまり、どうしてもトップが大きくなりがち。ツアープロのようにコンパクトに収めたいと思ってもなかなか上手くいかない。昨年、国内男子ツアーのドライビングディスタンスで、平均312ヤードを記録して2位に入った杉原大河はコンパクトトップで知られる。そんな杉原に再現性の高いトップを作るコツを教わった。

昔から「トップが小さい」といわれてきましたが、その方が軸回転ができて再現性が高まるのでアマチュアの方にもオススメです。

僕が注意しているのが、手先でクラブを上げないこと。手先で上げると手打ちになるし、トップも大きく上がってしまうので球がつかまりません。できる限り体の回転でテークバックをするようにしましょう。
バックスイングで特に意識しているのはお腹です。腹筋をグッと締めておいて、お腹でクラブを上げる意識を持つと、左肩が深く回って捻転差のあるトップが作れます。

また、アドレスで注意したいのが、両腕でクラブを上から押さえつけて構えないこと。押さえつけると、両腕が力んで手先で上げてしまうからです。僕の場合、少しヘッドを浮かせてクラブの重みを感じながらアドレスします。その方が、体の回転で上げやすくなります。ヘッドをボールから離して構えるのもオススメ。軸を意識して振れるようになりますよ。

■杉原大河
すぎはら・たいが/ 1999年生まれ、徳島県出身。2023年は「三井住友VISA太平洋マスターズ」で3位に入るなど初シードを獲得。同年にドライビングディスタンス部門で、平均312.99ヤードで同い年の河本力に次いで2位に入った。アイ・エー・エス・エス所属。

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