「ため息をつかれたりも…」“経費削減”で新妻キャディの木下康平が「65」で好発進

<JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 初日◇20日◇西那須野カントリー倶楽部(栃木県)◇7036ヤード・パー72>

ツアー未勝利の29歳、木下康平がボギーフリーの7バーディを奪い、今季ベストの「65」をマーク。7アンダーの好発進を決めた。「パターのフェースを樹脂のやわらかい素材から鉄の素材に変えてもらった。それがうまくいって、それなりにパターが入ってくれた」とグリーン上の好パフォーマンスを振り返った。
木下は昨季まで下部のABEMAツアーを主戦場に戦っていたが、ファイナルQT3位で今季前半戦の出場権を手にした。しかし、今季ここまで7試合に出場して、直近4試合連続を含む予選落ちが5度と思うようなシーズンを送れないでいる。

「開幕戦は23位タイに入って、そこから今年は攻めのゴルフをしようと思ったけど、段々と狂い始めて。なので、今週はなるべく攻めないように。無理をしない、ピンを狙わないことを心掛けている」。マネジメントの方法を変えた。

さらに好スコアにつながった要因に、昨年に結婚した樹(いつき)さんの存在を挙げる。樹さんはゴルフ素人だったが、「経費削減のためになるなら私が頑張るよ」と今年からキャディを務めており、公私にわたって木下をサポートしている。「ケンカしたりとかため息をつかれたりとかするけど、試合中は我慢してくれて、自分のストレスを和らげてくれる。最近は慣れてきてコースのことも勉強し始めて、きょうは嫁からのアドバイスもうまくはまってくれた」。新婚夫婦が二人三脚で奮闘している。

「まず今週は予選を通過することしか考えていない。嫁からも『予選通らないと始まらないから』と、言われているので。週末に入れば、自分の好きなようにやっても嫁も許してくれると思うので、あしたは冷静にゆっくり、無理しないで頑張りたい」。家族のためにもまずは、予選を通過して賞金を稼ぎたい。(文・神吉孝昌)

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