バイエルン、ター獲得に向けクラブ間交渉開始か…チェルシーDFコルウィルにも接触?

 バイエルンがレヴァークーゼン所属のドイツ代表DFヨナタン・ターの獲得に向けた交渉を進めているようだ。10日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 現在28歳のターは身長195cmの屈強なセンターバック(CB)。ハンブルガーSVの下部組織出身で2013年夏にトップチームへ昇格すると、その後デュッセルドルフへのレンタル移籍を経て、2015年夏にレヴァークーゼンへ加入した。在籍9年目の2023-24シーズンは公式戦通算48試合の出場で6ゴールをマークし、ブンデスリーガ史上初の無敗優勝とDFBポカール制覇に大きく貢献した。

 そんなターを巡っては、バイエルンからの熱烈な関心が明らかに。ヴァンサン・コンパニ監督の下で新たなスタートを切る同クラブは、覇権奪還を期す新シーズンに向けて最終ラインの補強を熱望しており、レヴァークーゼンの主軸をトップターゲットに設定。選手側とは既に2029年6月末までの5年契約締結で口頭合意が成立しているようだ。

 この度『スカイスポーツ』が報じたところによると、バイエルンは近日中にレヴァークーゼンとのクラブ間交渉を正式に開始する見込みとのこと。また、ターと同じくCBを主戦場とするチェルシー所属のイングランド代表DFレヴィ・コルウィルの獲得も検討しており、最初の交渉を開始したようだ。コルウィルへの関心については、ターの獲得失敗に備えた動きであるという見方が示されている一方で、今夏の移籍市場で双方との契約締結を目指す可能性も低くはないという。

 現在21歳のコルウィルはチェルシーの下部組織出身で、2021年8月にレンタル先のハダースフィールドでプロデビューを飾った。2022年にレンタル加入したブライトンで主力として活躍すると、昨年夏にチェルシーへ復帰。2023-24シーズンは主に3バックの一角として公式戦32試合に出場し1ゴール1アシストをマークした。

 ドイツ代表MFジョシュア・キミッヒや同MFレオン・ゴレツカ、フランス代表FWキングスレイ・コマンなどに売却の噂が上がり、今夏に戦力再編が進む可能性のあるバイエルン。新戦力候補のターとコルウィルの動向にも注目が集まる。

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