ユヴェントス、アッレグリ前監督との契約解除が正式合意…「功績に感謝」と声明

 ユヴェントスは3日、マッシミリアーノ・アッレグリ前監督との契約解除が正式合意したことを発表した。

 ユヴェントスは先月17日、当初2025年6月末まで契約を残していたアッレグリ前監督を即時解任することを発表。理由についてクラブは「コッパ・イタリア決勝の試合中、そして試合後のある行動を受けて決断された。ユヴェントスの価値観、およびユヴェントスを代表する者が遵守すべき行動とは相容れないものとクラブは判断している」と発表し、アタランタを1-0で破ったコッパ・イタリア決勝での言動を問題視したことを明かしていた。

 同試合においてアッレグリ前監督は主審への侮辱行為により退席処分を受け、スポーツ裁判所より2試合の出場停止と5000ユーロ(約85万円)の罰金処分を受けた。また、イタリアメディア『スカイスポーツ』によると、スタジアム内の広告看板や照明機材を蹴るなどの行動も確認されたとのこと。加えて、試合後には歓喜の輪からクリスティアーノ・ジュントリFD(フットボールディレクター)を追い払うようなジェスチャーも見せていたという。

 一部で法廷闘争への発展も噂されていた中、ユヴェントスはアッレグリ前監督との契約を2023-24シーズン終了後に契約を解除することで正式に合意したと発表。クラブ公式サイト上には「クラブはアッレグリが長年に渡り先頭に立って成し遂げてきたスポーツ面での功績に感謝し、今後の活躍を祈っている」との声明が掲載された。3日の『スカイスポーツ』は「この問題は法廷での手続きを踏むことなく終了した」と指摘している。

 現在56歳のアッレグリ氏はサッスオーロやカリアリ、ミランの指揮官などを率いた後、2014年夏にユヴェントスの指揮官に就任した。2018-19シーズン終了後に退任が発表されるも、2021年夏に復帰。公式戦通算420試合で指揮を執り、セリエAとコッパ・イタリアを5度、スーペルコッパ・イタリアーナを2度制覇した。

 なお、新指揮官についてはボローニャを躍進に導いたチアゴ・モッタ監督の招へいが決定的と報じられている。

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