「不適切にもほどがある!」続編の可能性は?プロデューサーが言及【第61回ギャラクシー賞】

【モデルプレス=2024/05/31】阿部サダヲが主演を務めたTBS金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」が「第61回ギャラクシー賞贈賞式」にて「テレビ部門 特別賞」と「マイベストTV賞グランプリ」をW受賞。31日に都内にて行われた「第61回ギャラクシー賞贈賞式」に出席した磯山晶プロデューサーがドラマを着想したきっかけを明かした。

【写真】「ふてほど」磯村勇斗が謝罪した“不適切”シーン

◆阿部サダヲ主演「不適切にもほどがある!」続編に言及

「不適切にもほどがある!」は、阿部演じる昭和のおじさん・小川市郎が、ひょんなことから1986年から2024年の現代へタイムスリップし、令和では“不適切”なコンプライアンス度外視の発言を炸裂。コンプラで縛られた令和の人々に考えるキッカケを与えていく意識低い系タイムスリップコメディ。完全オリジナルストーリーで、妻を亡くした市郎とその一人娘、そしてタイムスリップしたことで出会う人々との絆を描く、ヒューマンコメディの要素も持つ。

続編を期待している視聴者へのコメントを求められた磯山プロデューサーは「宮藤官九郎さんが企画を書く時に『大きい声では言えないことを代弁して溜飲を下げるということを目指している』とおっしゃっていたので、まだ大きい声で言えないけど、代弁して皆さんの溜飲が下がるようなことが見つかれば、ぜひとも制作したいと思っております」と伝えていた。

同作は特別賞に加え、視聴者の「素晴らしかった」「面白かった」「感動した」といった思いを放送局や制作者に伝えるために創設された「マイベストTV賞」も受賞。贈賞式には磯山プロデューサーのほか、金子文紀監督とともに阿部もゲストとしてステージに登壇した。

◆「第61回ギャラクシー賞」

ギャラクシー賞は、NPO法人放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するために1963年に創設された。同贈賞式には阿部のほか、「テレビ部門 個人賞」を受賞した俳優の神木隆之介や、「ラジオ部門 DJパーソナリティ賞」を受賞したお笑いコンビ・オードリーなどが出席した。(modelpress編集部)

◆「不適切にもほどがある!」選評全文

金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」は、昭和を令和の視点から、令和を昭和の視点から相互批評的に見ることを通して、より生きやすい世の中を模索しようとした志の高いドラマです。タイムスリップによって昭和と令和双方の登場人物たちが自らの生きる時代を見つめ直し、価値観をアップデートしていくプロセスを、ミュージカルシーンを織り交ぜながら温かく描きました。

とりわけ、テレビ局を舞台に設定することで、SNS等による批判や炎上を恐れて萎縮し、当たり障りのない方向へと流されがちな制作現場に対して一石を投じたことは、特筆に値します。テレビのこれからのためにあえて挑戦的な番組を制作した勇気と卓抜な発想力に敬意を表し、特別賞を贈ります。

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