今年は“秒”で終わらせない? 小祝さくらが挑む望郷の全米女子OP

<全米女子オープン 事前情報◇28日◇ランカスターCC(ペンシルベニア州)◇6583ヤード・パー70>

3度目の出場となる「全米女子オープン」。小祝さくらは遠い米国の地で、望郷の念にかられている。「洋芝なので北海道と似ている。『懐かしいな』という感覚が強かったですね」。
火曜日の練習ラウンドではアウト9ホールを回り、舞台であるランカスターCCの感触を確かめた。「フェアウェイの傾斜が意外とあるし、グリーンもしっかり傾斜がついている。セカンドもラフにスッポリ埋まったり。距離感が難しい。ショットが重要視されるコースだと思いました」と警戒心を強めている。

それと同時に、望郷の念を抱くことにもなった。「『北海道に似ているな』とか思いながら回っていました。洋芝の抜け感だったり。懐かしい感覚が強かったですね」と、遠い目で地元に思いを馳せた。

ただ、「自分、そんなに洋芝が好きではないので…。北海道にいるときは苦手だった。得意意識はないですね」。必ずしもプラスに働くワケではないようだが、苦手としているぶん、注意点は明確。水曜日にイン9ホールの練習ラウンドで最終確認をして、本番に備えたい。

スコアだけではなく、今年は「楽しむ」こともテーマのひとつ。過去2回の出場では「いつも一瞬。“秒”で終わる感覚。いつも堪能できずに帰ることになる」と不満顔だ。日本→米国→日本という強行軍のスケジュールが大きな理由だが、今年は少しでも時の進みを遅らせて、ペースをつかみたいところ。

「女子オープンの雰囲気を味わいながらプレーしたい。まずはしっかり予選通過をして、そこからはひとつでもいいスコアを目指したい」。前回出場した2022年大会では、日本勢最上位の20位でフィニッシュ。今年は世界最高峰の舞台を存分に味わいながら、4日間を戦い抜くつもりだ。

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