姉妹出場の吉田鈴は熊本に続くベストアマ 現時点で1次から出場のプロテスト…そこへの課題は?

<ブリヂストンレディスオープン 最終日◇19日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇6731ヤード・パー72>

アマチュアの吉田鈴は「75」のラウンドでトータル2オーバー・40位タイでのフィニッシュとなった。4月の「KKT杯バンテリンレディス」に続いてベストアマチュアに輝いたことについては「率直にうれしいです」としたものの、最終日はスコアを落とし、課題も見つかるラウンドに。今季3試合目のレギュラーツアーとなる2週後の「ヨネックスレディス」、その先のプロテストに向けて、パッティングを立て直していく。
「パッティングが急に入らなくなってしまって、それがスコアを落とした原因です」。8番パー3では今大会唯一の3パットを喫するなど、この日は32パットを要し、1バーディ・4ボギー。3日目はスライスラインが決まらず、ラウンド後に姉の優利にアドバイスを求めたが、最終日はさらにグリーン上で苦しむ結果となった。

それでも「全部入らなかったわけではないですし、いいパットもいくつかありました。フックラインは比較的入っているし、考え過ぎも良くないので、いいイメージを継続していけるように練習していきたいです」と前向き。手ごたえのあったパットのひとつとして3メートルを決めた10番のパーパットを挙げた。

現在は試合を含めてラウンド数を増やすことを意識している。「普通はコースに行くのって晴れの日だと思うんですけど、雨の日こそラウンドするようにしています。プロテストは悪天候のイメージが強いので」。現状では今年のプロテストは1次からの参加となるが、6月の「日本女子アマ」に勝てば、1次、2次は免除でいきなり最終からの受験が可能になる。「今からめちゃくちゃ気合が入ってます」とそこは大いに意識しており、近いうちに開催コースの我孫子GCにも足を運ぶつもりだ。

次戦のヨネックスレディスに向けては「今回ショットは4日間良かったので、10メートル以内のバーディパットを1つでも多く決められれば、もっと上位に行けるのかなと思います。3日目は暑くて体力不足だったので、そこも課題ですね」。同大会は海外メジャー「全米女子オープン」と日程が重なるため、ランキング上位の多くが不在。緊張感のある位置でプレーし、貴重な経験を重ねたい。(文・田中宏治)

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