清水大成が持ち前の“テクニック”発揮 3日間『66』で初優勝に王手

<関西オープン 3日目◇18日◇名神八日市カントリー倶楽部(滋賀県)◇6869ヤード・パー70>

この3日間いずれも「66」をマークした25歳の清水大成が、トータル12アンダー・単独首位で最終日を迎える。この日は得意のアプローチでピンチをしのぎ、そしてチャンスを演出した。
前半は2番パー4でおよそ6メートルのパットを決めてバーディ先行。3番は3パットを喫しボギーとするも、8番パー4で残り20ヤードのアプローチをカップ近くに寄せて「お先バーディ」でスコアをトゥデイイーブンに戻した。後半は11番、12番(ともにパー5)で2オン2パットの連続バーディ。チャンスホールでしっかりとスコアを伸ばした。

後半ではワンオンが狙える16番パー4で難しいアプローチのシーンがあった。ティイングエリアから軽く打ち下ろし、緩やかな左ドッグレッグの314ヤード。ティショットを3番ウッドでコースなりに打ったが、スライス回転が強く、グリーン左サイドの傾斜でボールは止まった。

深いラフの左足下がりで、エッジから5ヤードの位置にカップが切られていた。清水はよく練習ラウンドのときに、「あまり(ボールが)行かないようなところから打つことが多い」と日頃から難しい状況のアプローチショットをしているため、こういった状況は手慣れたもの。「すごくイメージは出ていて」と1.5メートルに寄せてバーディを奪った。

シーズン開幕戦の「東建ホームメイトカップ」は4位タイ、日欧共催大会の「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」では初日に「65」をマークし首位タイ発進を決めた。先週の「For The Players By The Players」では6位タイに入るなど、今シーズンはいい滑り出しを見せている。

あすは念願の初優勝がかかる一日となるが、気負いはしない。「(優勝を)考えてしまうと思いますし、緊張もすると思うけど、あまりそのあたりは意識せず、自分のスコアや状況を考えていきたいです」と結果よりも目の前の一打に集中する。目標は『66』を上回る「一日5アンダー」だ。「頑張ります」と言い残し、足早に練習へ向かった。(文・高木彩音)

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