西郷真央は今季ワースト『76』に「スイングが気持ち悪い…」  マンデートーナメント回避ならず

<コグニザント・ファウンダーズカップ 最終日◇12日◇アッパー・モントクレアCC(ニュージャージー州)◇6536ヤード・パー72>

クラブを振って首をかしげる。そんなシーンが目立つ最終日になってしまった。6位から出た西郷真央は1バーディ・5ボギーの「76」。今季ワーストスコアで後退し、トータル3アンダー・29位タイに終わった。
スタート前の練習から違和感はあった。「普段はない、自分のスイングが気持ち悪いというのが続いていた。スイングをしていてしっくりこない感じが続いた」。ここまでの3日間はショットが好調で、グリーンにアジャストできればビッグスコアを出せる予感すらあった。そんななか、いきなりショットに“原因不明”の引っかかりが生まれ、修正できないまま18ホールが過ぎていった。

2番パー5でバーディが先行したが、それもティショットが右サイドのラフにつかまり、フェアウェイにレイアップ後の3打目をチャンスにつけて奪ったもの。「気持ちのいいバーディではなかった」と、状況が好転するきっかけにはならない。そこから2つのボギーが来て、バーディチャンスも「とことん外した」。序盤の流れを変えられないまま、後半は3つ落とした。

9回のフェアウェイキープ、11回のパーオンはともに4日間で最も低い数字。パット数も最多タイの32回を数えた。「18ホールを通して調子が良くなくて、パターでもしのげずスコアを落としてしまった。残念な一日」。上位フィニッシュが見える位置で最終日を迎えていたなかで、フラストレーションを溜まらせるようなプレーに肩を落とす。

この日はツアー史上初となる出場6連勝がかかっていたネリー・コルダ(米国)と2サムでプレーした。多くのギャラリーを引き連れたが、ネリーも1オーバーと落としてグリーンを降りた。「自分のプレーに集中することが一番だと思ってやっていた。彼女もあまり調子が良くなさそうだったけど、それでも大きく崩すことなくずっとバーディパットを打ち続けていた。気持ちの部分で強いと思った」。世界ランキング1位から学んだこともある。

今大会でトップ10に入れば、現時点でウェイティング3番手の次戦「ミズホ・アメリカズオープン」出場権を獲得できる可能性があった。だが、この結果、すでにエントリーを済ませている13日のマンデートーナメントを回避することは叶わなかった。リベンジの機会は自らつかみ取るしかない。「気持ちをしっかり切り替えて、反省するところは反省して。リセットして頑張りたい」と前を向いた。(文・笠井あかり)

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