“白血病”を乗り越えた44歳 M・ヘンドリーが9年ぶりVへ「妻と娘にいい報告を」

<For The Players By The Players 3日目◇11日◇THE CLUB golf village (群馬県)◇7172ヤード・パー71>

マイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)が2イーグル・3バーディ(3ボギー)を奪い、13ポイント(pt)を量産。「きょうのラウンドには非常に満足をしている」と、トータル32ptの単独首位で最終日に向かう。
2005年にプロ転向したヘンドリーは、12年には豪州ツアーで初勝利を挙げて賞金ランキング2位に。日本ツアーには13年から参戦し、シードを獲得。15年に「東建ホームメイトカップ」で日本初優勝を挙げた。

昨年2月には豪州ツアーで6年ぶりの4勝目を挙げた。しかし、4月の日本開幕戦のあとに体調が急変。帰国し精密検査を受けると『白血病』と診断された。

そのあとは厳しい闘病生活を経て、体調が回復。今シーズンから特別保障制度を用いて復帰し、先週の「中日クラウンズ」では2日目に2位タイに立つなど、奮闘を続けている。

「完全に病気が治った訳ではないので、まだ薬を飲んでいるんだ。6週間に1回は血液検査をしている。ただ、数値自体は完全に減少傾向にあるので、ほぼ完治していると言ってもいいね」と現在の状態を教えてくれた。

9年ぶりの日本ツアー優勝を目指すヘンドリー。「(母国にいる)妻と5歳と9歳の娘にいい報告がしたい」。闘病生活を支えてくれた家族のためにも、あすは特別な日にしてみせる。(文・神吉孝昌)

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