広い米国…東海岸、西海岸の違いに“困惑” 求めるのは「修正力」【谷田侑里香“最高峰への道”】

高校時代の1年間、そして大学4年間を米国で過ごした谷田侑里香(たにだ・ゆりか)は、今年、再び海を渡り米女子下部にあたるエプソン・ツアーを主戦場にするツアープロだ。そこをスタート地点に、長年「世界最高峰の舞台」として胸に抱いてきたLPGAツアー参戦を目指している。その姿を追う。

みなさん、こんにちは。この度、転戦記という形でアメリカでのツアー生活の様子を届けることになりました。アメリカは高校1年間、そして大学4年間を過ごした地ですが、日米含めて転戦は初めてのこと。いろいろな経験をすることになりそうですが、どうぞ、よろしくお願いします。

私は今エプソン・ツアー4連戦のまっただなかで、先週からアリゾナ州にいます。今週は火曜日(6日)に「全米女子オープン」の予選会もあり、休みが取れませんでした。(予選会で一日)36ホールを歩くのが大変で…。ただ最低8時間は確保したい睡眠には、しっかりと時間も充てられているので、なんとか頑張れそうです!

カリフォルニア、そしてアリゾナでの直近2試合は予選落ちという結果でした。慣れない西海岸のコースに順応できなかったな、というのが反省点です。私が通っていたミシガン州立大は東海岸にあるのですが、東と西で芝質が異なり、それで距離感も変わりました。計算と番手選びに苦労した、というのが一番の印象です。特に先週はフェアウェイもグリーンも硬く、試合のなかで感覚を合わせていかないといけませんでした。

今週もアリゾナでプレーすることになりますが、エプソン・ツアーで一番賞金が高い試合(賞金総額40万ドル=約6000万円)とあって、TPCスコッツデールのチャンピオンコース(※同スタジアムコースでは、米国男子ツアーのWMフェニックス・オープンを開催)を使用します。練習ラウンドで回った感じは、難しいけどグリーンは先週ほど硬くない、といった感じ。ただ試合に入ったらどうなるかは分からないので…、いかに修正しながらプレーできるかが勝負です!

予選会もあって、今週は水曜日に18ホールをプレーしただけで試合に入ります。連戦のなかで、どれくらい練習ラウンドをするべきか、というのも今、模索中です。これまでは月~木曜日まで、毎日9ホールずつの計2ラウンド、というのがルーティンでしたが、体力面のことも考えて少し減らすべきなのか?…とか。こればかりは試しながらやらないと分からないので、試行錯誤していこうと思っています。

毎週、知らないコースでプレーするため、勉強の日々を送っています。ここ2~3試合は、ゴルフに対する考え方と向き合う時間も増えました。コースに出ると、結果が求められるのがプロの世界。自分に厳しくという姿勢も必要になると思っています。適応するのに、何日もかかっていてはダメ! 変化などに対して、すぐに修正できるようにならないとですね。

飛行機での移動も本格化してきて、『いろいろな場所に行ってるな~』ということもスゴク感じる日々。預ける荷物が多くて、毎回、重量オーバーして、手持ちのバッグに移し替える作業が空港でのお決まりになっています。そんな状態でも、マイ枕とおみそ汁は欠かせません(笑)。

そして今週は私の大学のゴルフ部を応援してくれている家族のおうちでお世話になっているのですが、ゴルフ部の後輩たちが予選を勝ち抜いて全国大会への出場を決めたという、いいニュースも届きました! OGとして、私も頑張らないといけないな、と気合も入ります。それでは今週も応援よろしくお願いします!

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