18歳のルーキー・菅楓華のトレーニングは“ヌンチャク”を振ること!? 「かなり重くてきついです」

下部のステップ・アップ・ツアーで賞金ランキング5位につけているルーキーの菅楓華。これまで3試合に出場して、3位、7位、20位と優勝争いも経験している。そんな菅の練習がちょっと変わっている。ヘッドスピードを上げるために、ヌンチャクのような練習器具を振っているというのだ。
「これは私のコーチが見つけてきた『ジェットスティック』という練習器具で、シャフトの先に鎖でボールをつなげた形をしています。これがかなり重くてきついんですけど、体を目いっぱい使って振る感覚がつかるんです」。

菅はこれを右腰の位置の小さなバックスイングから、フィニッシュまで振り切る。練習場でボールを打ち終わった後に必ず6スイングを1セットとして2セット行う。
「お腹を左右に回すことを意識しています。インパクト前に右腕が伸びきってしまうと先端のボールが地面に当たってしまいます。右ヒジを体に付けてお腹を回すと、先端のボールが地面に落ちません」。

インパクト前に腕も手首も伸びてしまうアーリーリリースではなく、下半身が先行してヘッドを加速させる打ち方が身に付くのだ。「最後の6回目に一番速く振るようにすると、筋力アップにもつながります」と話す18歳は、ヌンチャクでスイングを鍛えて、バッタバッタとトーナメントコースを攻略していく。

■菅楓華
すが・ふうか/2005年生まれ、宮崎県出身。高校3年生で臨んだ昨年のプロテストに一発合格を果たし、ファイナルQTでは5位に食い込み一時は今季前半戦の出場権を得たが、スコア誤記により失格。「ショックで泣き崩れていた」状態から気持ちを切り替え、今季初戦の「Vポイント×ENEOS」では7位タイに入った。ニトリ所属。

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●「手打ちは飛ばない」「手打ちは曲がる」。レッスンではしばしば悪者として登場する“手打ち”。しかし、球がつかまらないゴルファーには手打ちが必要な場合も。スライサーは関連記事の【藤田さいきが考える“良い手打ち”と“悪い手打ち”の違いとは?】をチェックしよう。

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