首位とは10打差… R・マキロイが今年生涯グランドスラムを達成する確率は『0%』? これまでの最大逆転は…

<マスターズ 3日目◇13日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7555ヤード・パー72>

史上6人目の4大メジャー全制覇“キャリアグランドスラム”達成がかかるローリー・マキロイ(北アイルランド)は「71」と1つ伸ばし、トータル3オーバー・21位タイで3日目を終えた。

強風が吹き荒れた2日目に「77」を叩き35位まで失速したが、決勝ラウンドに入りしっかりと立て直した。「明らかに昨日よりコンディションは楽だった。グリーンは硬いし、いくつかのホールは本当にタフだったけど、きょうは間違いなくいいボールが打てた。ミスもあったけど、アンダーパーで回れたのは上出来だと思う」と前日の傷も少し癒えるラウンドになった。

第2ラウンドでは1つも奪えなかったバーディも、一夜明けると2番、8番の両パー5と14番パー4の3ホールで記録。「カードに赤い数字が表示されたのはうれしかった。少しよくなったよ」と、自信も取り戻すことができた。

2011年の「全米オープン」優勝から始まり、「全米プロ」(12、14年)、「全英オープン」(14年)とこれまでにメジャー3タイトルを手にしてきた。しかし、22年には2位、トップ10入りも7度記録しながら、まだグリーンジャケットには手が届いていない。今年が10度目のグランドスラムへの挑戦だったが、首位のスコッティ・シェフラー(米国)との差は10打まで開いてしまった。

過去87回行われたマスターズで、最終日スタートしてからの最大逆転優勝は1956年のジャック・バークJrの8打差で、それ以上はない。さすがのマキロイも、あすについて聞かれると「とにかくポジティブに終わりたい。いいゴルフをして、いい気持ちで来週(RBCヘリテージ)に臨みたい」と諦めムードも漂う。『リーダーボードは見ているか?』という質問にも、「少しね。スコッティ(・シェフラー)が素晴らしいプレーをしているし、それを見るのが楽しみなんだ」と答えるのみだった。

先週の「バレロ・テキサス・オープン」は、米ツアーでは今季初のトップ10入りとなる3位で終えた。「先週はアプローチも良かったし、きょうもストローク、アプローチがかなりよかったと思う」と本人も状態が上向いている手応えはある。「自分にできることは、ここに来てベストを尽くすことだけ。毎回そうしている。正しいことをするだけだ」。残るはあと1日。最後に歴史を覆すとんでもないドラマを起こすことはできるか?

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