PK与えられず…判定に不満爆発のトゥヘル監督「怒りを感じている」

 バイエルンを率いるトーマス・トゥヘル監督が、判定への不満を口にした。9日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 チャンピオンズリーグ(CL)・準々決勝ファーストレグが9日に行われ、バイエルンは敵地でアーセナルと対戦。12分に先制点を許したものの、18分にセルジュ・ニャブリのゴールで追いつくと、32分にはハリー・ケインがPKを決めて逆転に成功した。それでも、76分に同点弾を許し、2-2でタイムアップを迎えた。

 この試合では終了間際にブカヨ・サカが倒れた場面でアーセナル側にPKが与えられなかったことも話題となっているが、トゥヘル監督はバイエルン側にもPKが与えられるべきだったことを指摘した。

 問題の場面は67分にアーセナルのゴールキックから始まる際に選手交代が行われてから審判が笛を吹くと、GKダビド・ラヤがDFガブリエウ・マガリャンイスにパスを出したが、このボールをガブリエウが手で拾い上げ、ボールをセットし直し、ラヤにパスを出して試合がリスタートとなった。この一連のプレーにバイエルンの選手たちはハンドをアピールしたものの、グレン・ナイバーグ主審は笛を吹かずにそのまま試合続行となっていた。

 この出来事に試合後、トゥヘル監督は「ハンドのPKを与えなかったことは大きな間違いだったと思う。クレイジーな状況だが、彼らがボールを置いて、笛が吹かれ、(ラヤが)ボールを渡し、ディフェンダーがそれを手にとったんだ」と語りながら、判定への不満を口にした。

「私たちが本当に腹を立てているのはピッチ上での説明だ。彼は私の選手たちにあれは子どものミスで、チャンピオンズリーグ準々決勝でこのようなPKを与えるつもりはないと言ったんだ。これは酷すぎる説明だ。それは彼がハンドだと判定したこと意味している。子どもの間違いだろうと大人の間違いだろうとそれは私たちにとって重大な判定であるため、私たちは怒りを感じている」

 それでも、トゥヘル監督は「2-2で完全に互角だ。私たちにはセカンドレグが残っているので、今日と同じような雰囲気を作って、激しさと情熱を持ってプレーし、物事を私たちの方向に進めることができればと願っている」と17日に行われるホームでのセカンドレグへの意気込みも語った。

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