「ガマンさせられた」 米2戦目の吉田優利が感じた日米“ゴルフ力”の違い

<フォード選手権 初日◇28日◇セビルG&CC(米アリゾナ州)◇6734ヤード・パー72>

米国女子ツアーの2戦目は3バーディ・2ボギーの「71」。吉田優利は1アンダーのラウンドにも表情は硬い。首位が9アンダー、5人が8アンダーに並ぶバーディ合戦。アンダパーとはいえ、96位タイという数字は出遅れといってもいい。
「きょうはかなりガマンさせられたなという印象。最後までリズムよく回ったとは思っていない」という不満が先に口をつく。10番スタートの前半は納得のパットを打っても決まらない時間が続いた。この日最初のバーディは16番。「入り待ちという時間がちょっと長かったかなとは思う」と、早い段階でひとつでも決まっていれば波に乗って行けたかもしれない。

後半は2バーディを奪ったが、「自分が思ったところに打てても入らなかったりすると、どんどん自信がなくなってきて、最後のほうはなかなか打てなかった回数が多かった」と、34パットに終わった初日は反省点が多いと話す。

予選落ちに終わった前週はショットに苦しみ、ショートゲームでも苦戦した。「先週よりはかなり良くなっているのでそこは修正できているのかなと思います」とショットは上向き傾向だが、硬くなったグリーンには手を焼いた。

「日本と違ってしっかりスピンを入れていくショットが必要だな、と今週やっていると思っている。日本にいると、いかにピンの近くに落とせばいいかを考えればいいけど、やっぱりそうじゃないゴルフ力を試されているな、というのを改めて思いました」。日米の差を実感している。

グリーンの硬さは多くの選手が実感する部分。「どうしても突っ込んでいきたくなってしまう。日本はグリーンが止まるので、その癖を、イメージをなくしてしっかりスピンを入れて止めていけるようなショットを練習していきたい」と課題も見えてくる。

2日目は風も予想される午後スタート。「伸ばさないといけないなというのを思っています」と、まずは予選突破を目指していく。

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