
プレミアリーグがボールパーソン(ボールボーイとボールガール)に関する大幅なルール変更を行うようだ。28日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。
これまでもホームチームに有利な返球が多く散見されたことで物議を醸してきたボールパーソン。マンチェスター・シティやリヴァプールなど一部のクラブが自らに優位性を持たせるため、ゲームプランの一環としてボールパーソンに指示を出していたことが報じられており、このような事態を重く見たプレミアリーグが大幅なルール変更を行う見込みであるという。
新たなルールではボールパーソンが選手に直接返球することを禁じられ、代わりにピッチ周囲に設置された14個のプラスチック製コーンにボールが置かれる模様。選手はいずれか1つから自身でボールを受け取りに向かう必要があるようだ。
同紙は今回のルール変更により、ボールパーソンがゲームの進行に大きな影響を与える事象を防ぐことになると指摘。また、ゲームに一貫性が保たれることに加え、元ベルギー代表FWエデン・アザール氏がチェルシー所属時にボールボーイの体ごとボールを蹴ってしまった事例のような、両者間での衝突が防止されると主張している。