「信じられないほど」の金額でキャディもLIV移籍? フィル・ミケルソンが兄弟タッグ解消、ベテランキャディを相棒に

フィル・ミケルソン(米国)は26日、8年間キャディを務めた弟・ティムのキャディ引退をSNSで発表した。かつては“ボーンズ”ことジム・マッケイ氏が25年に渡ってミケルソンのバッグを担いできたが、2017年6月にコンビを解消。その後、ティムと兄弟タッグを組み、21年にはメジャー最年長の50歳で「全米プロ」制覇を飾っている。

ティムはアリソナ州立大のゴルフコーチを務めていたが、ゴルフ部に入ってきたジョン・ラーム(スペイン)と出会い、ラームのプロ転向とともにエージェントになった。だが、ミケルソンとボーンズのコンビ解消後、ティムはミケルソンの専属キャディに転身。一昨年からLIVゴルフへと主戦場を移したときにも同行した。

「ティムとともに達成したことは特別以上のこと。この8年間は本当に素晴らしい時間だった。ティムは人生のパートナー、マランダと出会い、2人目の息子も誕生した。キャディを引退してさらに家族が成長することを願う」と、ミケルソンは感謝の言葉をコメントした。

新たなキャディが誰になるのか気になるところ。米ゴルフウィーク誌は歴20年以上のベテランキャディ、ジョン・ヤーブロー氏との話がまとまっていると報じた。

ヤーブローはこれまでスコット・スターリングス(米国)のバッグを担いできたが、今週の米国男子ツアー「テキサス・チルドレンズ・ヒューストン・オープン」ではスターリングスのキャディをしないことが明らかになっている。ヤーブローはコメントを控えているが、周辺情報によると、LIVゴルフへの移籍に「信じられないほど」の金額を保証されたという。

LIVゴルフへ舞台を移すのは、ヤーブローだけではない。今年プロ転向したばかりで、ラームが率いるチームでプレーするケレイブ・サーラット(米国)もベテランキャディのブライアン・ディレリィ氏を迎えると報じられた。

ディレリィは注目の若手、アクシャイ・バティア(米国)のバッグを担いでいたが、ラームのキャディと親しいことからLIVゴルフ行きとなったようだ。サーラットは「僕はまだまだ学んでいる最中。選手として最高位で戦うためにブライアンは大きな助けになる」とコメントしている。(文・武川玲子=米国在住)

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