「入るんじゃね?」 櫻井心那がプロ初のホールインワンでスイングも上昇ムード

<アクサレディス宮崎 2日目◇23日◇UMKカントリークラブ(宮崎県)◇6545ヤード・パー72>

櫻井心那が、第2ラウンドの2番パー3で、ツアーでは自身初となるホールインワンを達成した。またこれがプロの今季エース第1号で、大会から賞金50万円がおくられる。
ティが前方に出され実測123ヤードに設定されたパー3が、思い出に残るホールになった。「風もなく距離もピッタリ」と46度のウェッジを握ると、2バウンドして転がったボールがそのままカップに吸い込まれた。「軟らかいグリーンなら止まってた。跳ねてくれて良かったです」。『入るんじゃね?』というボールを見守り、歓喜の時間が訪れた。

ここまでなかなか思い通りのプレーができずにいた。開幕戦こそ19位で終えたが、その後の2戦は予選落ち。春先苦しんだ昨年の再現のようになっており、「スタートダッシュしたい。焦りでメンタルも落ちました」という本音ももらす。周囲の助言などに耳を傾け、上昇を目指しているなかで生まれたビッグプレーでもあった。

今週も初日をイーブンパー・45位タイで終え、第2ラウンドは10番ティからのスタート。前半は2バーディ・2ボギーとピリッとしない内容だったが、2番でホールインワンを決めると、3番、さらに4番も連続バーディを奪った。さらに6番でも1つ追加。順位もトータル5アンダーの10位タイまで上げた。

「ホールインワンでイメージが出るようになりました」と、これがまさに“特効薬”になった。「スイングの細かい点ばかりに目が行き、全体のバランスを崩していた」とも振り返るが、後半のプレーは今後にもつながりそうなものになった。

人生で「多分3回目」というホールインワンが、「いいきっかけになりそう」という予感も抱いている。「いいゴルフをして最後まで伸ばしたい」と雨のなかでのプレーに集中する。(文・間宮輝憲)

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