
<ファーヒルズ朴セリ選手権 2日目◇22日◇パロス・ベルデスGC(カリフォルニア州)◇6447ヤード・パー71>
インからスタートして11番で早々にバーディを奪った西郷真央は、そこからもどかしい時間が続いた。次々と5メートル以内のチャンスにつけるが、それが一筋合わず、カップに沈まない。「ホント入らなかった。強弱もつけて、『ここはがっつり狙う、ここはジャスト』とかいろいろやったけど…」。ポコポコ跳ねる気まぐれなポアナ芝に翻弄(ほんろう)された。
後半はショットでチャンスメークした。5番パー4では「OKバーディ」で、実測445ヤードの7番パー5では2オンからのバーディ。最終9番では2メートルと寄せきれなかったパットを決めて安どしたが、「それ以外はまだ入らないのか、っていう難しさがある」とため息がもれる。
1アンダーの28位タイからスタートした2日目は、全体トップでのスタート。朝露でぬれたコースに飛び出していったが、午後組でプレーした前日の元気な芝とのギャップに困惑した。「きのうからきょうにかけての変化がすごかったのでちょっと戸惑ったけど、やっぱりきょうのほうがいい転がりだった」。グリーンスピード、そしてフライヤーしやすいラフに警戒しながら、最後まで集中力を切らさずにプレーした。
ボギーフリーのラウンドで「68」をマーク。トータル4アンダーに伸ばし、9位タイで週末へと向かっていく。「伸ばしたいし、また決勝でコンディションが難しくなると思うので、しっかりアジャストしたい」。首位との差は4打。ナイスパーセーブをあすにつなげ、優勝争いに加わりたい。