耐えた終盤に「ラッキー」なバーディ 西村優菜は“午後組”での『68』に笑顔

<ファーヒルズ朴セリ選手権 初日◇21日◇パロス・ベルデスGC(カリフォルニア州)◇6447ヤード・パー71>

ホールアウト時刻はおよそ18時30分。そのころにはポアナ芝のぽこぽこがグリーン上に浮かび、あたりはうす暗くなり始めていた。「寒いですね」と西村優菜は日没直前にプレーを終えたが、その顔には充実感をにじませた。
5バーディ・2ボギーの「68」をマークして、首位と4打差の7位タイ。午後組スタートとしては2番手の好成績を残した。「いいスタートができた。後半は寒くなって難しく感じたけれど、うまく集中しながらラウンドできた」と振り返った。

距離が短い序盤で流れに乗った。出だしから3連続バーディでスタート。4番、5番では連続ボギーを喫したが、「ポアナだから仕方ないやって切り替えた。とりあえず自分が良いストロークをすることに集中してやっていたので、入る入らないという結果にこだわりすぎずにできたと思う」とグリーン上のやっかいな“あいつ”にうまく折り合いをつけながら、安定のプレーを展開していく。

6番でひとつ戻したが、そこからは「もどかしい時間」も続いた。「(スコアの)動きが止まってからずっとパー」とスコアカード通りの数字を並べたが、「最後までポジティブにプレーできたのが一番良かった」。前半を2アンダーにまとめて“貯金”を生み出したことに「安心」した気持ちとともに、最後まで耐え続けた。

インコースの方が距離が長く、午後になり風も強く、ポアナ芝も元気になり…とコンディションが難しくなっていく。そのなかで、終盤の17番パー3では5メートルにつけるとスライスラインを流し込み、11ホールぶりのバーディ。耐えたあとのご褒美に「ラッキー」と笑顔がこぼれた。

あすは午前8時17分(日本時間翌午前0時17分)と早い時間にスタートする。「コースも午前とはいえ、難しいと思う。しっかり集中してまた60台を重ねられるように頑張りたい」。大きく伸ばして週末を迎えたい。

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