アジア杯以降欠場中の冨安健洋は招集外に…森保一監督「ケガのリスクを考え」

 日本代表を率いる森保一監督が、DF冨安健洋(アーセナル/イングランド)を招集外とした理由を説明した。

 FIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選で朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)代表との2連戦に臨む日本代表は14日にメンバー26名を発表。長友佑都(FC東京)が復帰を果たしたほか、遠藤航(リヴァプール)や久保建英(レアル・ソシエダ)らが順当に選出されたなか、冨安は選出外となった。

 AFCアジアカップカタール2023で負傷した冨安は、アーセナルに戻った直後から戦列離脱を余儀なくされ、今月12日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)セカンドレグのポルト戦でアジア杯後初めてベンチ入りを果たしたものの、出場機会はなく、実戦復帰はまだできていない。

 森保監督は冨安を招集外としたことについて「まだプレーしていない。試合に出場していないことが大きな理由」と説明しながら、次のように続けた。

「彼が確実にリカバリーしていて、試合に出場できる状態であることは確認しています。そういう意味では招集してプレーしてもらうことは可能だったかもしれませんが、まずはプレーしていないということで決めました」

「そこはプレイヤーファーストで考えないといけないと思っています。次の試合は、間違いなく激しく厳しい試合になると思います。そこでプレーしていない状況で、もちろんそれでもプレーしてもらうこともあるかもしれないですが、今回はケガのリスクを考え、どれだけプレーできるかを確認できていないので招集外とすることにしました」

 また、「前回のアジアカップでも試合には出られましたが、イラン戦で違和感があり、その後ケガでプレーできなくなった経緯もあります」と代表戦でケガをしてしまったなか、アーセナルで実戦復帰していない状況で再び招集することは避けたことも明かした。

「まずは本人のために、そして所属クラブのために、同じことが繰り返されないことへの思いと、本人がしっかりとしたパフォーマンスをアーセナル、プレミアの舞台で見せてくれれば、自然と代表チームの戦力になるということを考えて招集しませんでした」

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