畑岡奈紗さん その”真っ黒パター”なんですか?

 今季メジャー初優勝を狙う畑岡奈紗。すでに米ツアーで4戦を戦い終えているが、最近2試合で使用したパターを激写。真っ黒いヘッドの不思議なモデルだったが、これの正体とは何か。じっくり本人に聞いてみた。

「あれは『CHAMBER(チャンバー)』というパターですね。今年から使っています。慣性モーメントの大きいヘッドを試したくて。元々(メジャー7勝の)カリー・ウェブなどが製作にかかわっているそうです。その会社の方から私のキャディに連絡が入って、使ってみないかみたいな感じで話をもらって使っています」

『CHAMBER』パターは、レクシー・トンプソン(米国)がオールカーボン製のものを使用したことなどで知られるモデル。カリー・ウェブ以外にメジャー4勝のローラー・デービスなども開発に参加している。圧倒的な高慣性モーメントによるブレの少なさが評判となっている。

畑岡は、開幕戦では別のモデルを使用していたが、このモデルを投入してホンダLPGAタイランドから2試合使用している。

「このモデルはフェースがアルミニウムでできていて、結構弾きがいい感じなんですけど、溝の深さがちょっと浅めでボールを弾き過ぎないような感じにしています。飛びすぎはその浅い溝で調整しています。でも、打感は柔らかすぎないですよね。ちょうどいいです。元々グニャという打感が嫌いなんで、ちょっとパチってという打感がありつつ飛びすぎないのがいいですね」

ソールのフェース側にウェイトが2つ装着しており、慣性モーメントが格段に大きくなっているモデルと語る。「芯を外しても同じコロがりが実現できます。高慣性モーメントで、コロがる球が打てますね。アドレスの方向性はほぼずれずにカップに向けますし、あとはボールスピードだけに集中できるんで、試合中はもうそれがすごく大事ですね」

このパターでのストロークに満足している様子の畑岡。今季メジャーの舞台で、このパターでバーディパットを決められるシーンが多く見られることを期待したい。

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