ジョン・ラームは世界ランキングに依然否定的「間違っていることが証明されていく」

<LIVゴルフ第4戦 at 香港 事前情報◇6日◇香港GC(香港)◇6710ヤード・パー70>

LIVゴルフが世界ランキングポイント獲得の申請を取り下げたことを明らかにしたが、渦中のLIV選手らもその思いを語り始めた。これまでランキングに否定的な立場だったジョン・ラーム(スペイン)もその一人だ。
「正直、まだ世界ランキングポイントを獲得しようとしているとは知らなった。でもひとつ言えることは、2年前のDPワールドツアー選手権で話したときに戻るということ。あの時は世界ランキングがいいシステムだとは思わなかった。どちらかといえば、時間が経てば経つほど、システムが間違っていることが証明されていく」

2022年7月にLIVゴルフは初めて世界ランキングのポイント申請を試みた。承認が下りないなか、ドバイを拠点とするMENAツアーと連携するなどでポイント獲得を目論むなどしたが、昨年10月に正式却下。そして今回、LIVゴルフが申請を取り下げた。

当時、ラームはLIVゴルファーではなかったが、22年11月の欧州男子ツアー最終戦「DPワールドツアー選手権」で世界ランキングを「笑わせる。馬鹿げている、おかしい」と何度も繰り返しながら批判した。

というのも、エリートフィールドの同大会には世界トップ20から7選手が出場していたが、同週の米国男子ツアーはトップ20の選手がゼロ。それにもかかわらず、米ツアーのほうが獲得ポイントが大きかったから。同年8月からの新システムに不満を表していた。

そして今回、ラームが例に示したのがホアキン・ニーマン(チリ)。昨年12月「ISPS HANDAオーストラリアオープン」で勝利し、欧州ツアー「ヒーロー・ドバイ・デザートクラシック」4位、アジアンツアー「インターナショナルシリーズ・オマーン」3位と好調。そしてLIVでは今季3試合中2勝を飾っているが、世界ランキングは76位とじわりじわり後退している。

「もしジョアコ(ニーマン)がトップ10に値すると思わない人や、彼が世界トッププレーヤーであることを知らない人がいるとしたら、あなたがどんな試合を見ているのか僕は知らない」。ニーマンは「マスターズ」、「全米プロ」に特別招待を受けて出場するが、ほかの“出場するべき選手”が出られないことも嘆く。「LIVを通じてメジャーに行く明確な道はまだないが、LIVの選手も出場できるよう検討するべきだ」と話した。

ブライソン・デシャンボー(米国)も思いを吐露。「いろいろな考え方があると思う。何が正しいかを考えれば、最高のプレーヤーをメジャーへ出場させることに集中すべき。ゴルフを成長させ、将来性のあるものにし続けるために重要なこと」と持論を展開した。

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