10K対決はピンに軍配!? 佐久間朱莉使用の『G430 MAX 10K』が 3週連続で1位【ドライバー売り上げランキング】

2月2日に発売されたテーラーメイドの『Qi10シリーズ』と、2月8日に発売されたピンの『G430 MAX 10K』。どちらも慣性モーメントが10000(10K)g・㎠を超えるやさしさが売りのドライバーとして注目されていた。2月の売り上げランキングを振り返ると2月1週は『Qi10 MAX』が1位だったが、2週目以降は『G430 MAX 10K』が3週連続で1位。ランキングだけを見ると『G430 MAX 10K』が優勢のように見えるが、関東を代表する大型店舗のPGAツアースーパーストア つくば学園東大通り店の谷合信俊さんに聞くと、そうとも限らないと語る。
「確かに当店でも、ここ1、2週間は『G430 MAX 10K』の方が売れています。ただし、『Qi10シリーズ』も人気があって需要は高い。ただ、発売初週に一気に売れてしまったので一部のスペックの在庫がない状況です。そういう事情もあってピンの方が本数自体は出ています。『Qi10シリーズ』は買いたくても買えていないお客さんがかなりいます」

ピンの『G430 MAX 10K』は、佐久間朱莉が「ダイキンオーキッドレディス」から使用している。「どこに当たっても真っすぐ飛んで、最後ぐっと球が伸びてくれる感じがあり、弾道も風に負けない強さがあります。芯を外してもブレないのでしっかりとマン振りできますね。」とその方向安定性の高さにほれ込んでいる様子だ。

『G430 MAX 10K』はどういうゴルファーが購入しているのか?

「ピンのドライバーは幅広い年代に好まれていて、アベレージゴルファーからアスリートゴルファーまで人気があります。その中で、意外と多いのは現行モデルの『G430 MAXシリーズ』から乗り換えるお客さんです。打ち比べると『G430 MAX 10K』の方が飛ぶという声が多いです」

『G430 MAX 10K』は慣性モーメントが大きくなったことで曲がらなくなっただけではない。曲がらない安心感で思い切り振れるようになったことが飛距離アップにつながったようだ。

一方、昨年初優勝を遂げた山内日菜子が『Qi10 MAX』を開幕戦で早速実戦投入。「ヘッドが大きくなってやさしさを感じます。その分、短く感じるのもあってすごくやさしくなったと思いました」と高慣性モーメントによるミスヒットの強さを評価している。

現在は、決して『Qi10シリーズ』も人気がないわけではなく、商品が不足している状況という。今後もまだピンとテーラーメイドによる10K同士のトップ争いが続いていきそうだ。

【ドライバー売り上げランキング トップ3】
1位:ピン G430 MAX 10K
2位:テーラーメイド Qi10 MAX
3位:テーラーメイド Qi10
※データ提供:矢野経済研究所

◇ ◇ ◇

●上級者が好む「顔のいい」アスリートアイアンは、操作性、飛距離、寛容性を基準にすると3つのタイプに分類できる。自分の技術レベルやプレースタイルに合うのはどのタイプか。関連記事【僕らにも打てるアスリートアイアン 飛距離と寛容性も兼ね備えた『バランス重視』モデル12選】でアナタに合うアイアンが見つかる!

externallink関連リンク

4位以下は? ドライバー売り上げランキング トップ10 僕らにも打てるアスリートアイアン 飛距離と寛容性も兼ね備えた『バランス重視』モデル12選 『Qi10』『Ai SMOKE』『G430 MAX 10K』どれが一番飛ぶの? 最新ドライバー17選 キャロウェイ新作は煙が立つほど速く飛ぶの? 上田桃子、河本結に聞いてみた 岩井千怜の開幕14本は昨季とどう違う?海外でピンク1Wの出来も◎【春のクラブチェック】
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)