6年ぶり決勝Rは“欲”との戦い 森田理香子は28位で最終日へ

<ダイキンオーキッドレディス 3日目◇2日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6595ヤード・パー72>

6年ぶりにツアーの舞台へ帰ってきた森田理香子は、3日目を3バーディ・4ボギーの「73」で回り、トータルイーブンパー・28位タイで最終日に進むことになった。
「緊張も変わらずで(笑)。(きのう)いいスコアで回れたから、少し“欲”が出ました。やっぱりプロゴルファーだからあるんですね、本当に。でも、『自分はそうじゃない』って言い聞かせて、ちょっとブレーキ…はかけてないですけど」

2013年の賞金女王は、2日目に6年のブランクを感じさせないプレーを披露した。4連続バーディを奪って「69」。それもあり、ムービングデーでビッグスコアへの“欲”が出るのは仕方がない。久しぶりの試合で緊張も大きいが、プロとしてバーディを狙う姿勢は健在だ。

例えば、ピンがグリーンの端に切られているときに「(狙いに)行きたい。って、体が反応してしまうんですよね。頭ではそうではないんだけど、体がやっぱり行っちゃって」と守りにいきたい場面だとしても、スコアを縮めたい“欲”が出て攻めにいってしまう。きょうは“葛藤”との戦いになった。

今週は天候に恵まれず、初日から雨と風が続いた。きょうは雨こそ降らなかったが、気温は13.8度。「少し寒かったし、体も回らなかったし、ショットが荒れて」と寒さの影響もあり、思うようなスイングができないこともあった。それでも、「寄せワンでかなりしのげたので、本当にこのスコアであがれて良かった」とスコアは落としてしまったが、耐えるゴルフができたことに納得はしている。

4日間のラウンドは久しぶり。「やっぱり、すごい疲れるので…」と疲労も感じているが、「気を引き締めて」18ホールを回り、1つのスコアロスにとどめた。6年ぶりのツアーは「やっぱり頭もいっぱい使うことが多い。ゆっくり休みたいなと思ってます」と最終日に備える。

取材陣に『最終日60台を狙っていくのか?』と聞かれると「いえ、そんな欲はないです(笑)。でも、多分、(プレー中に)どこかでフツフツと…?」と笑顔で答えた。元・賞金女王がどのようなプレーで4日間を締めるのか。注目が集まる。(文・高木彩音)

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