ボギーフリーも久常涼はかみ合わなさ感じる一日に「パットがあまり…」 次週の“格上げ大会”出場もかかる一戦

<コグニザント クラシック in ザ・パームビーチズ 初日◇29日◇PGAナショナルR&S チャンピオンC(米フロリダ州)◇6,972ヤード・パー72>

これが今季米国ツアー6試合目の出場となる久常涼は、首位と4打差の3アンダー・暫定30位タイの滑り出し。まずまずの位置につけるが、本人は「風が穏やかだったのでしっかり伸ばしたかったけど、パットがあまり決まらなかった」と苦笑いの一日を過ごした。
とはいえ、3バーディでボギーなしという内容は悪くない。パッティングこそ「見えているラインと実際が違う」と話すが、15回(83.33%)を数えたパーオン数などショット面は良好。「自分の得意なコースだと思うので、しっかりポイントをおさえていきたい」とも話す。ドライビングディスタンス271ヤードは下から2番目の143位だが、正確性を武器に上位をうかがう位置につけている。

コースが“得意”と感じる根拠については、「ターゲットが絞られているほうが自分にはいい」という点を挙げる。トップは7アンダーをたたき出し、これについては「そこまでは自分が出せるかは分からない」とも話すが、「コンスタントに3つから4つは出せると思う。そうやって伸ばしていければ」と“コツコツ”とバーディを積み上げるイメージでプレーしていく。

今週の結果が、この後の道を切り開くことにもなる。次週は同じフロリダ州で「アーノルド・パーマー招待」が開催。格上げ大会(シグネチャー大会)のひとつで、賞金総額2000万ドル(約29億8000万円)を誇る。今大会終了後のフェデックスカップポイントで、有資格者を除く上位選手がその出場権を得る可能性が残される。同ランク81位の久常は、現時点で4番手につけており、予選通過、上位進出でその可能性が大きく広がる。

取りこぼした印象はあるが、それは少しの変化で大きく浮上する未来もあることを予感させる。「ちょっとかみ合わなかった。あした以降、かみ合ってくれれば」。まずはグリーン上の確認、修正が急務となる。

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