国内女子ツアーがスロープレーに罰金制導入 “累積カウント”で仕組み変更

華々しく開幕した国内女子ツアーが新たな規定を設けると発表した。「ダイキンオーキッドレディス」初日の全組スタート直後、小林浩美会長と小田美岐副会長が会見を開き、スロープレーの回数をシーズン通じて累積、カウントし、罰金を科すことを明かした。
これまでもスロープレーに出されてきた注意、イエローカードの回数により罰打が科されることは変わらず。同一ラウンドで3回以上なら2罰打、さらにそれを超えると最終的に失格という規定が設けられていた。この規定はそのままに、今回あらたに決まったのは、その回数が年間を通じて貯まっていった場合、海外ツアーと同じように罰金対象となることだ。

「罰則を科すことが目的ではなく、速いプレーで見やすくなるように、ポジティブな意味で世界のやり方を参考に決めた」と小林会長。日照時間の問題や、大会の出場人数枠増加などを目指し、新たに厳しい罰則を設けることになった。

また、年間累積回数が5回以上で講習を受けるなどの対策も講じるが、詳しい罰金額などの説明はなかった。「今のペースで(出場)144人とかだと日没にかかる。選手がそうありたい(出場人数を増やしたい)と思えば、自然とイエローカードが減ると思う」と小田副会長も考えを示す。速いプレーで出場人数枠が増えれば、選手、ファンにとってもプラス効果が見込めそうだ。

なお、罰金はプレーヤーズ委員会のチャリティー基金に回る。また下部のステップ・アップ・ツアーにはこの罰金規定とは別金額の物が導入される。

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