週末に“+7”でガックリ 渋野日向子は「前向きではない…また次頑張ります」

<ホンダLPGAタイランド 最終日◇25日◇サイアムCCパタヤオールドC(タイ)◇6576ヤード・パー72>

3日目に「76」を叩いた渋野日向子は最終日での巻き返しを図ったが、1バーディ・4ボギーの「75」と振るわなかった。トータル1オーバー・69位でフィニッシュし、「きょうももなかなかうまくいかない一日」と肩を落とした。
この日は、前半13番でバーディを先行させた。「5メートルくらいがいくつかあった」とチャンスにつけることも多かった。それでも「決め切れなくて残念だった」と13番以外ではチャンスをものにできず、迎えた後半で試練が待っていた。2番から3連続ボギーを喫すると、8番でもボギー。後半だけでスコアを4つ落とした。「グリーンに乗せることすらできなかったので『何やってんだろう』という感じだった」と悪い流れを断ち切れず、ずるずると順位を下げてトータル1オーバー・69位で今季初戦を終えた。

「こういうときこそ、ショートゲームを頑張らないといけないのに…頑張ってないですね」とパーオン率は55.5%(10回)にとどまった。加えてグリーン周りでも苦戦して、唇をかんだ。「どうやっていいか分からない。ただただ球を打っていただけ。なにも出来てない状態で、1つのミスで感情的になるのも無駄だな、と…。何も思わないっていうわけではないけど、そう思ってしまう。前に進むだけっていう感じ。前向きではない」とオフに取り組んだスイングの調整にまだ、”ズレ”がありもどかしさを感じながらのプレーであった。

3日目、最終日と連日のオーバーパー。週末だけでスコアを7つ落とすことになったが、2日目は「66」の好スコアもたたき出した。「一日でもいいスコアで回れたのはいい風に捉えてもいいけど、それが続かないし、こうやって落としてしまったので。そう簡単には変われない」と自己採点は厳し目。うつむき加減で4日間を振り返った。

「この悔しさを捨てることなく、受け入れてまた次頑張ります」と最後は笑顔で会場を後にした渋野。現時点では、再来週の中国大会「ブルーベイLPGA」が今季2戦目になる見込み。「1週間空くのでしっかり調整をして、リラックスした状態で臨めるようにしたい」。限られた時間の中で試行錯誤を重ねていく。

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