日本人最年長シードの藤田さいき このオフに“パームグリップ”にチェンジしていた!

日本人最年長シードとして2024年シーズンに臨む38歳の藤田さいき。このオフには「ケガをしないスイングを作る」をテーマに掲げ、コーチを務める兄・頼藤勇樹氏のもとでスイング改造に取り組んだ。22日(木)発売のゴルフ雑誌ALBA887号では、藤田本人がその中身について語っている。
「私のスイングはもともと積極的に体重移動を使う2軸のスイングで、手を使いすぎていたため、方向性や距離感が不安定で手首やヒジへの負担もあった。そこで、このオフはスイングを1軸にしてグリップをフィンガーからパームに変えました。体と手元の一体感が増しましたね」
 
指先でクラブを握るフィンガーグリップがツアーでは主流。そのほうがクラブを自由に動かせるのでフェースターンを使いやすいが、やりすぎて左へのミス、チーピンが出ることもあった。効率重視の1軸スイングを目指す過程で、手のヒラで握るパームグリップに変更し、フェースローテーションを抑える狙いがある。

「1軸で振るために意識しているのは、股関節を上下に動かして体全体を使って振ること。私は股関節周りが硬いので、左右のヒザを前に出して、股関節を上下に動かしています」
 
スイング改造は順調な様子でナイスショットを連発していた藤田。昨年のドライビングディスタンスはツアー全体18位(249.06ヤード)で若手にも引けをとらない。来週の「ダイキンオーキッドレディス」で開幕する24年シーズンは、新スイングでツアー7勝目を目指す。
 
■藤田さいき
ふじた・さいき / 1985年生まれ、静岡県出身。22年には11年ぶりにツアー通算6勝目を挙げた。昨年は20歳前後の若手が台頭する女子ツアーにおいて、日本人最年長の38歳でシードを獲得。JBS所属。

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