
<ホンダLPGAタイランド 2日目◇23日◇サイアムCCパタヤオールドC(タイ)◇6576ヤード・パー72>
出だしの1番をバーディとして飛び出した古江彩佳だったが、2番から連続ボギー。「すごく流れが悪かったし、気持ちも沈みそうで」という中でも、しっかりとカムバックした。最終的には3つスコアを伸ばしてトータル8アンダー、首位と2打差の7位タイで3日目へ向かう。
沈みがちな気持ちから一転、流れを取り戻したのは6番パー4。2打目をグリーン手前のバンカーに入れると、これが“目玉”。「すごくうまく打てた」という3打目を3メートルにつけ、これを決めてパーセーブ。それが次のイーグルにつながってくれたかな」と、7番ではさらに見せ場をつくる。
パー5の2打目は188ヤード。5番ユーティリティで放ったショットはグリーン手前のラフへ。「ラフから12ヤード。止まりそうにないなというのがピンにまっすぐ行ってくれてガツンと入ってくれた」。チップ・インのイーグルがさらに運気を上昇させた。
「そのイーグルのおかげでいい流れで前半を終えることができた」と8、9番でも連続バーディ。10番のパー5を取り損ねたことで11番ではそれを引きずりボギーとしたが、最終18番パーでもきっちりと一つ伸ばしてホールアウト。上位戦線に踏みとどまった。
1月に行われた開幕2連戦はいずれも4位。好調のなかで、久しぶりの米ツアーでも存在感を見せつける。「そこそこアンダーでは回れたと思うので、あしたにつながるかなと思います」と静かに話すが、いつも通りの古江のプレーが出れば、週末はさらにおもしろくなるはずだ。