コンテ氏、バイエルンの監督就任を希望? クラブ側はフリック氏とシュトゥットガルト指揮官を注視か

 トッテナムの指揮官を退任以降フリーとなっているアントニオ・コンテ氏が、バイエルンの指揮官就任を希望しているようだ。20日、ドイツ紙『ビルト』のクリスチャン・フォーク記者が伝えている。

 現在54歳のコンテ氏は、当時セリエBに所属していたアレッツォで指導者デビューを果たすと、イタリア国内で監督経験を積みながら、2011年5月にユヴェントスの指揮官に就任。クラブを無敗でのリーグ制覇に導くと、その後はイタリア代表、チェルシー、インテルの監督を歴任した。2021-2022シーズンの途中から指揮を執ったトッテナムでは、低迷していたクラブの立て直しに成功し、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得。しかし、翌年の3月にクラブと双方合意のもとで契約を解除し、以降はフリーの状況が続いている。

 そんななかフォーク記者は、「アントニオ・コンテはバイエルンを次のステップの夢見るクラブとして挙げている。彼はバイエルンをヨーロッパのトップ3のクラブのひとつと見ている」と主張。続けて、「プレミアリーグ(チェルシー)とセリエA(インテル、ユヴェントス)に続き、コンテ監督はブンデスリーガでの優勝を望んでいる」と同氏がバイエルンでのリーグ優勝を目標に掲げていると述べた。一方で、バイエルンは2019-2020シーズンにクラブを三冠獲得に導いたハンジ・フリック氏と、現在シュトゥットガルトで指揮官を務めるセバスティアン・ヘーネス監督を次期指揮官として注視しているとも指摘した。

 18日に行われたブンデスリーガ第22節のボーフム戦に敗れ、2015年以来9年ぶりの公式戦3連敗となり、トーマス・トゥヘル監督の退任論が浮上したバイエルン。ヤン・クリスチャン・ドレーセンCEO(最高経営責任者)は同監督の続投を明言しているが、今後の動向に注目が集まる。

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