
トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、リヴァプール新指揮官就任の噂に言及した。16日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えた。
ユルゲン・クロップ監督が今シーズン限りでの退任を電撃表明し、注目が集まるリヴァプールの監督人事。レヴァークーゼンを躍進に導いているシャビ・アロンソ氏らが有力な候補に挙げられるなか、幼少期にリヴァプールを応援していたというポステコグルー監督も後任候補の一人に浮上しているようだ。
しかし、ポステコグルー監督は「ここに来てまだ7カ月だから、それは自明のことだと思う」と、リヴァプールの監督就任の噂を否定。次のように語り、自身の手で蘇らせたトッテナムをさらなる高みへ導くことが現時点での目標だと強調した。
「私たちがやりたいサッカー、私たちがなりたいチーム、私たちが揃えたいチームという点で、私たちはまだまだ道半ばだ」
「私たちはまだ2回しかポジティブな移籍市場を経験していないし、ここまでのシーズンはまずまずだったが、まだ長い道のりが残されている」
「そのこと(退任)を心配したり考えたりしたことはない。私には26年間のマネジメントの歴史があり、私がやりたいことは明白だ。今は、トッテナムでしっかりシーズンを終えて、何年後かに自分たちがどうありたいか、という強い土台を作ることが問題だ」
さらに「人々がただ名前を挙げているだけなら、誰が気にする?」と噂を一蹴したポステコグルー監督は、「残りの14試合が私たちに何をもたらしてくれるのかに完全に集中している」と語り、シーズン後半戦への意気込みを示した。
勝ち点「47」でチャンピオンズリーグ出場圏内の4位に位置するトッテナムは、17日のプレミアリーグ第25節で11位ウルヴァーハンプトンをホームに迎え撃つ。