76歳ホジソン監督を解任? クリスタル・パレス、元フランクフルト指揮官と接触か

 クリスタル・パレスが、ロイ・ホジソン監督の解任を検討しているようだ。14日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えている。

 現在76歳のホジソン監督は現役時代にクリスタル・パレスの下部組織からトップチームに昇格。イングランドを中心にプレーしていた。現役引退後は指導者に転身し、インテル、フルアム、リヴァプールなど国内外で監督を歴任。2012年5月から2016年6月まではイングランド代表を率いて、FIFAワールドカップブラジル2014やEURO2012と2016を戦った。2017-18シーズンから2020-21シーズンまではクリスタル・パレスを指揮。2021-22シーズン限りでワトフォードの指揮官を退任した際、監督業からの引退を宣言した。

 しかし、2022-23シーズンに選手としても監督としても古巣であるクリスタル・パレスが残留争いに巻き込まれていたことを受け、2023年3月に監督業に復帰。指揮した10試合で5勝3分2敗という成績を残し、クラブを11位フィニッシュへ導いたことで、昨年7月に契約を1年延長し、今シーズンも同クラブでの指揮を続けている。

 昨年10月にはプレミアリーグ史上8人目となる通算400試合目の指揮を達成したホジソン監督だが、今シーズンはプレミアリーグ第24節終了時点で6勝6分け12敗で15位に低迷。現在はリーグ戦2連敗となっているほか、直近4戦で14失点を喫するなど、守備が崩壊してしまっている。

 降格争いに巻き込まれているような状況から、クリスタル・パレスは今シーズン限りで退任する予定だったホジソン監督の解任を本格的に検討している模様で、同クラブは後任候補をリストアップし始めているという。

 当初は、イプスウィッチ・タウンのキーラン・マッケナ監督の引き抜きを画策していたものの、シーズン途中に同監督が就任する気はないと判明したことから、現在は昨夏までフランクフルトを指揮していたオリヴァー・グラスナー氏の招へいに動いているようだ。

 すでにクリスタル・パレスのスポーツディレクターであるダギー・フリードマン氏はグラスナー氏と接触しており、ここ数日会談を行ったことも報じられている。現時点では合意に達しておらず、グラスナー氏は別の仕事に就くことを望んでいるとも見られているが、果たしてクリスタル・パレスはグラスナー氏を説得して、ホジソン監督を解任することになるのだろうか。

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