ローマ退任のモウリーニョ氏、メッシや実現しなかった補強について言及 自身獲得の「最も特別なタイトル」も明かす

 ジョゼ・モウリーニョ氏が8日に配信されたYouTubeチャンネルの『Ohm』に出演し、自身にとって最も特別な勝利、リオネル・メッシについてや実現しなかった補強などを語った。

 これまでポルトやチェルシー、インテルやレアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッドやトッテナムなどで指揮を執り、数々のタイトルを手にしたモウリーニョ氏は、2021年夏にローマの指揮官に就任。初年度となった一昨シーズンにはヨーロッパ・カンファレンスリーグを制覇し、昨シーズンはヨーロッパリーグ決勝進出を果たした。

 しかし、迎えた今シーズンはリーグ戦20試合を終えて8勝5分け7敗で9位と調子が上がらず、1月16日に解任が決定。シーズン途中でローマを離れる形となった。


 ポルトとインテルを率いてチャンピオンズリーグ(CL)を2度制しているモウリーニョ氏は、最も特別な勝利について質問されると「もしもひとつを選ばないといけないなら、おそらく最後に獲得したタイトルだ。それは、自分が今まで獲得したトロフィーの中で最も重要なタイトルとは言えないかもしれない。けれど、最後に獲得したタイトルだからという理由でなく、自分が得た喜びの大きさを考えたとき、最も特別なのはローマでヨーロッパ・カンファレンスリーグを優勝したことだね」と語り、ローマを率いての優勝が特別だったと説明した。

 そのうえでモウリーニョ氏は「もしもひとつ選ぶとすればそうだけど、自分のキャリアには良い思い出、素晴らしい試合がたくさんありひとつかふたつを選ぶのは不可能だよ」と付け加えた。

 続けてモウリーニョ氏は史上最高のサッカー選手を指導したかったかという問いに対し、「メッシは今まで誰かの指導を受ける必要はなかった。誰が『自分はメッシに指導したんだ』なんて言えるんだ?そんなことを言うのはバカげていると思う。なぜなら、彼は全てを知っているし、全てを備えて生まれてきたからだ。彼が君に何かを教えるということはあるかもしれないけれどね。言えるのは、『彼をチームの一員にする光栄を得ることができた』ということだろう」と見解を語った。

 更にモウリーニョ氏は、実現できなかった補強として「(ローマのレジェンド)ダニエレ・デ・ロッシをインテルやレアル・マドリードで獲得したかったが、不可能だった。また、(同じくローマのレジェンド)フランチェスコ・トッティをインテルに加えたかったが、彼が既に年齢を重ねていたというのに、それはかなわなかった」と告白し、クラブの象徴となる選手を他のクラブが獲得することの難しさを説明した。

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