
アーセナルがアスレティック・ビルバオ所属のスペイン代表FWニコ・ウィリアムズに関心を寄せているようだ。8日、イギリス紙『ミラー』が伝えている。
昨年夏の移籍市場ではイングランド代表MFデクラン・ライスをクラブ史上最高額の1億500万ポンド(約198億円)で獲得するなど、積極補強を敢行したアーセナル。迎えた今シーズンはプレミアリーグで首位と「2」ポイント差の3位につけ、久々に参戦したチャンピオンズリーグ(CL)で決勝トーナメントに駒を進めるなどまずまずのパフォーマンスを披露している。
そんな同クラブを巡っては、ガーナ代表MFトーマス・パルティやイングランド代表FWエディ・エンケティアらに今シーズン終了後の退団の可能性が浮上。ミケル・アルテタ監督をはじめとしたクラブ幹部もスカッドの再編を検討しており、複数名をリストアップしているようだ。既にレアル・ソシエダ所属のスペイン代表FWマルティン・スビメンディやブレントフォード所属のイングランド代表FWイヴァン・トニーへの関心が明らかになっている。
今回の報道によると、アーセナルは夏の移籍市場でのウイング(WG)の補強も検討しているとのこと。かねてから関心が噂されているウルヴァーハンプトン(ウルブス)所属のポルトガル代表FWペドロ・ネトに加え、アスレティック・ビルバオで“崩しの切り札”を担っているN・ウィリアムズの動向も注視しているようだ。現在22歳の同選手は今シーズンここまで公式戦24試合に出場し5ゴール10アシストをマーク。一昨年にデビューしたスペイン代表でも常連メンバーとなっている。
昨年夏にもプレミアリーグ勢からの関心が報じられたN・ウィリアムズは、同年12月にアスレティック・ビルバオとの契約を2027年6月末まで延長。しかし、依然としてアストン・ヴィラやレアル・マドリード、リヴァプールなどが獲得に興味を示しているという。なお、現時点ではクラブ側に売却の意思はなく、選手本人も移籍を検討していないうだ。