負傷から約半年…長期離脱中のティンバーが胸の内を明かす「この数カ月が僕を強くしてくれる」

 アーセナルに所属するオランダ代表DFユリエン・ティンバーが戦列復帰への意欲を語った。7日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 現在22歳のティンバーはオランダ屈指の名門アヤックスで頭角を表し、昨年夏に推定3400万ポンド(約64億円)と報じられた移籍金でアーセナルに加入した。プレシーズンでは左右のサイドバック(SB)を主戦場にプレーし、活躍への期待が高まっていたが、昨年8月のプレミアリーグ第1節ノッティンガム・フォレスト戦で右ひざを負傷。後に前十字じん帯損傷と診断され、現在に至るまで長期離脱を強いられている。

「幼い頃からファンだった」というアーセナルに加入した喜びも束の間、長期間のリハビリ生活を余儀なくされることとなったティンバー。現在チームはプレミアリーグで3位につけ、久々に参戦したチャンピオンズリーグ(CL)ではグループ首位で決勝トーナメント進出を決めるなどまずまずのシーズンを過ごしている。ピッチ外からアーセナルの戦いを見守り続けている22歳は「もちろん難しい時期もあった」と前置きし、離脱期間の心境を次のように明かした。

「チームに加わりたいと強く思うことが時々ある。とりわけ、試合を楽しんでいる時には、僕もそこに行ってチームの一員になりたいと思うものだよ。とても素晴らしく見えるからこそ、もどかしく感じるんだ。でも、僕はそれを回復のためのモチベーションにしている。トレーニング場だけでなく、試合会場でも頻繁にみんなと会うが、それも僕にとって良いことだと感じているよ」

 それと同時にティンバーは「ケガをした期間でロンドンという街とクラブに馴染むことができた。またとない機会になったし、その点はポジティブだったよ。今では我が家にいるかのように感じている」とも語る。負傷から間も無く半年。復帰の目処は立っていないが、先日発表されたCL決勝トーナメントに臨むスカッドには名を連ねた。復帰への期待も徐々に高まるティンバーは次のように言葉を続けている。

「この数カ月が僕を間違いなく強くしてくれるだろう。僕にとって良い機会だと思うよ。たとえプレーしていなくても、精神的にも肉体的にも強くなれるし、仲間と一緒にいて居心地が良いと感じることができている。両手で掴んだチャンスなんだ。チームを観察し、僕たちがどのようにプレーするのか、そしてピッチに立った時にどのように適応できるかを考える時間が増えた。たくさんの良いこともあったと思うよ」

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