破談から一転、ウェストハムFWベンラーマがリヨン移籍…“保留”だったフォルナルスもベティスへ

 ウェストハムは2日、アルジェリア代表FWサイード・ベンラーマがリヨンへ、スペイン人MFパブロ・フォルナルスがベティスへ移籍することを発表した。

 現在28歳のベンラーマは、ニースやブレントフォードなどを経て、2020年10月にウェストハムへ加入。同クラブでは公式戦通算155試合の出場で24ゴールを記録した。

 ウェストハムとリヨンは冬の移籍市場終盤、買い取り義務が付随した半年間の期限付き移籍でクラブ間合意に至った。しかし、ウェストハムが必要な手続きを済ませなかったため、移籍市場の終了までに国際移籍証明書を要求することができず、移籍は破談になったとリヨンが主張。「リスペクトの欠如」とウェストハムを糾弾していた。

 しかしながら、国際サッカー連盟(FIFA)がベンラーマの移籍を認めたことで、一転して両クラブ間の取引は成立。ただ、イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、ウェストハムの関係者は「まったく不正確で、損害を与える可能性がある」と、リヨンの声明に対して失望を隠していないようだ。

 なお、リヨンの発表によると、レンタル料は510万ポンド(約9億5000万円)、完全移籍時の移籍金は1230万ポンド(約23億円)になるという。リヨンが将来的にベンラーマを転売した場合、移籍金の10パーセントがウェストハムに支払われるようだ。

 一方、現在27歳のフォルナルスは、マラガ、ビジャレアルを経て、2019年にウェストハムへ完全移籍。同クラブでは公式戦通算203試合の出場で23ゴールを挙げた。

 フォルナルスは冬の移籍市場のデッドラインデーでベティスへの完全移籍が決定。しかし、土壇場でウェストハムのコンピュータに“トラブル”が発生し、選手登録が一時的に保留となっていた。それでも、こちらも無事に移籍が成立。移籍金は680万ポンド(約13億円)と報じられ、5年半契約を結んだ。

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