フィールド2番手の優勝候補 六車日那乃はアジア女王戴冠に初挑戦「あまりガツガツ行きすぎずに」【日本勢の意気込み】

<アジアパシフィック女子アマチュア選手権 事前情報◇31日◇サイアムCC ウォーターサイドC(タイ)◇6309ヤード・パー72>

アジア女子アマチュアゴルファーNo.1を決める戦いに、日本勢は6人が出場する。過去には安田祐香、橋本美月が優勝。日本勢による3度目の戴冠を目指すなか、なでしこたちは開幕に向けて着々と準備を進めている。
現在の世界アマランキング22位で、日本勢最上位につけているのが21歳の六車日那乃。フィールド全体では昨年2位に終わったキム・ミンソル(韓国)に次ぐ2番手につけていることから、優勝候補のひとりとして、大会も注目を浴びせている。

JGA(日本ゴルフ協会)のナショナルチームに所属した経歴を持つが、意外にも今年が初出場。「前回はコロナで中止になって出られなかった(20年大会)。すごく大きな試合ですし、橋本美月ちゃんも勝っている。憧れるような大会だと思います」と、“同級生”の活躍を刺激にしながら、次は自分がその座を狙う。

舞台になるのはタイの名門コースのサイアムCCで、オールドコースは米国女子ツアー「ホンダLPGPAタイランド」の開催地でもある。「グリーンが結構うねっていて特徴的なのと、コーライのようで難しいなと思った」と警戒しながら、初日からマネジメントに徹していく。

優勝者には「AIG女子オープン」(全英)などの海外メジャーや「オーガスタナショナル女子アマチュア」などの出場権が与えられる。「(初日は)あまりガツガツ行きすぎず、自分の調子を見ながら攻めたり、守ったりできれば」。目標達成に向けた、六車日那乃の2024年シーズンがいよいよ始まる。

そのほか日本勢のコメント

■橋本美月(東北福祉大3年、4年連続4回目)
「今年もこの大会に参加させてもらえて自分にとってうれしいこと。回を重ねるごとに親近感がわいて、来る度に『Welcome back!』(おかえり)と言ってもらえるのもうれしい。結構っていうほど調子が悪いのですが、メンタル面でも厳しい状態が続いているなかで、とにかく楽しんでプレーしたい。周りの人と比べるのではなく、自分自身と戦っていきたいです」

■寺岡沙弥香(2年連続2回目)
「2打目は全部アイアンで行けるくらい短いのですが、グリーンがうねうねしていて、見えた感じと(実際のスピードの)ギャップがしんどいかなと思います。(初日は)2アンダーを目標に、でもあまりがっつかずにいきたい。優勝はしたいですが、まずは悔いを残さず日本に帰りたいです。今年は目土袋を持ってきました(笑)」

■新地真美夏(共立女子第ニ高1年、2年ぶり2回目)
「4日間アグレッシブにプレーしたい。この大会ではたくさんの経験と興奮が待っているので、楽しんでベストを尽くしたいです。もちろん順位が上に行くとスコアも気にすると思いますが、楽しみつつ、海外の人たちとコミュニケーションを取って終えられるといいかなと思います」

■飯島早織(ルネサンス高3年、初出場)
「蒸し暑いので空気が重く感じるけど、日本がいま寒いので振りやすいというのはあります。水分補給や体調管理はしっかりやりたいです。(目標は)上位争いがしたいです。海外からいろんな選手が来ているので、プレーを見て自分のいいところや足りていないところを学べる機会。周りのプレー見て楽しみたいです」

■吉田鈴(りん、2年連続2回目)
「海外の試合はあまり経験がないのですが、去年よりは海外のコースにも対応できるようになっていると思う。スコアメイクがかなり重要になるので、キープして頑張りたい。トップ10には入りたいです」

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