
アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、バルセロナからの接触が報じられていることについて言及した。29日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。
今シーズンは負傷者続出の影響もあり、不安定な戦いが続いているバルセロナ。連覇を目指すラ・リーガではここまで21試合を消化し勝ち点「44」の4位に留まり、スーペルコパ・デ・エスパーニャ決勝では“宿敵”レアル・マドリードに1-4で惨敗。コパ・デル・レイ(国王杯)でもベスト4進出を逃すと、27日のラ・リーガ第22節でビジャレアルに3-5で敗れた直後、シャビ・エルナンデス監督が今シーズン限りでの退任を発表した。
現役時代にバルセロナで通算767試合に出場し、指揮官としてもチームをラ・リーガ制覇に導いた“レジェンド”の退任表明を受け、既に後任人事に関する噂が数多く浮上。ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督や前ドイツ代表監督のハンジ・フリック氏らの名前が挙がる中、バルセロナの下部組織出身のアルテタ監督も後任の有力候補だとスペインメディアを中心に報じられている。
現地時間30日に控えるプレミアリーグ第22節ノッティンガム・フォレスト戦の前日会見に出席したアルテタ監督は「完全なフェイクニュースだ。その情報がどこから来たのか分からないが、事実無根だし腹が立っているよ」とバルセロナ就任の噂を完全否定。その上で2025年6月30日まで契約を残しているアーセナルでの仕事に集中していることを強調した。
「私は正しい場所にいるし、非常に満足している。このクラブでの旅を楽しんでいるし、まだまだ先は長い。理事会とも強い関係性を築いているよ。物事は自然な形で起きるものであり、我々はこれまで常にそうしてきた。適切な時期が来たら契約に関する話し合いを行い、最善の方法を見つけるだろう。ここではやるべきことがたくさんあり、全員がその野心を共有している。我々は満足していないし、クラブをさらなるレベルに引き上げることを望んでいる。それを達成するために全員が協力しているんだ」