「良かったイメージが台無し」 西郷真央は“ほろ苦い”デビュー戦に

<LPGAドライブオン選手権 最終日◇28日◇ブレーデントンCC(フロリダ州)◇6557ヤード・パー71>

西郷真央は米国ツアー本格参戦後のデビュー戦を、トータル1オーバーの32位タイで終えた。1バーディ・5ボギーの「75」だった最終日は、「思ったようなプレーができなかったので、すごく悔しい」と肩を落とす。
多くの選手を苦しめた強風に、西郷も手を焼くことに。1番はティショットがディボットにはまる不運にも見舞われた。そこからグリーンになんとか乗せたものの、8メートルから3パットのボギー。「きょうの流れの悪さが出ていた」と、これに象徴されるような一日になってしまった。

フェアウェイキープ10回、パーオン数13回は「69」と伸ばした前日と遜色ない数字だが、セカンドショットを右の池に外してボギーとした3番パー4など、ロスにつながるミスに足を引っ張られた。さらにグリーン上では、風でボールが動きそうになり、何度か仕切り直すシーンも。「思ったようなショットはたくさん打てていた」というなか、パットに集中しきれず、リズムを作ることができなかった。

昨年末に行われた米国ツアー出場権を得るための最終予選会を2位で通過し、迎えた初戦でしっかりと決勝ラウンドに進んだ。だが「いいショットでボギーを打つことが何回もあったし、きのうまでの良かったイメージが台無しになってしまった」と力なく話す。

ただ、そのなかでも「出場できてすごく良かった」と、実戦のなかで課題を見つけることができたことはプラスになる。それは、この日苦しめられたパッティングやスイング面、慣れない短いオフで替えられなかったクラブ面など多岐にわたる。

この後は、2月15日開幕の欧州女子ツアー「アラムコ・サウジ女子国際」に出場し、そこから日本ツアー開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」(沖縄、2月29日~3月3日)、米国女子ツアーのアジアシリーズ「ブルーベイLPGA」(中国、3月7~10日)と忙しく飛び回る予定を組んでいる。そのために「細かな部分を技術的に上げていきたい」と日本での練習時間を有効に使うつもりだ。(文・間宮輝憲)

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